米国・WWEのPLE「レッスルパルーザ」(20日=日本時間21日、インディアナ州インディアナポリス)で、〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイが、惜しくも女子世界王座奪回に失敗した。
7月のPLE「エボリューション」でMITB覇者ナオミに同王座を奪われ、8月11日にはシングルでのリマッチが予定されていた。だが、王者ナオミが第1子妊娠のためイヨとの王座戦をキャンセルしてベルトを返上。空位となった世界王座は元王者イヨと、「エボリューション」での挑戦者決定バトルロイヤルを制していたステファニー・バッケルによって、王座決定戦が争われた。
和製スーパースターとチリ出身の〝ラ・プリメーラ(最上級)〟の女子世界最高峰対決は、序盤からハイレベルな攻防になった。イヨはWアームバックブリーカーから掌底アッパー、フラップジャックの猛攻。続けてスワンダイブ式ミサイルキックから、場外に落ちたステファニーにスピードに乗ったトぺ・スイシーダを発射する。観衆の大声援を浴びて、エプロンからサンセットフィリップ式パワーボムを仕掛けるが、ステファニーからエプロンで強烈なニードロップを落とされた。さらにクロスボディーを連発で浴びて劣勢となる。
それでもイヨはクロスフェースで逆襲に出ると、ヒザ蹴りからコーナー上段に上がってムーンサルトプレスの体勢へ。ここでステファニーが立ち上がり、コーナーでイヨの右脚にドラゴンスクリューを決めた。この一発が効いた。右ヒザを痛めたイヨは思うように動けなくなり、ダブルニーからムーンサルトプレスを放つもステファニーに下から突き立てられた両足をまともくらった。
再度のドラゴンスクリューからデビルズキッスで脳天をマットに10連打されると、必殺のSVB(変型バックブリーカー)が完璧に決まったが、イヨは女王の意地で3カウントを許さない。コーナーの攻防を制し、起死回生の雪崩式スパニッシュフライで叩きつけた。ところが右ヒザのダメージでカバーが遅れ、カウント2で返された。
意を決した〝逸女〟は両ヒザのサポーターをずらす。むき出しのヒザでコーナーのステファニーにダブルニーをぶち込むと、痛めている右ヒザでランニングニーだ。大チャンスにすかさず、とどめの月面弾を放ったが…ステファニーにかわされて痛恨の自爆。むき出しの右ヒザはさらにダメージを負った。最後はステファニーのコークスクリュー式ムーンサルトプレスをくらって3カウントを奪われた。
イヨは惜しくもベルトを取り戻せなかったが、年間ベストバウト候補と言っていい名勝負に。WWEの公式Xでは「世界最高の2人がレッスルパルーザでクラシックとなる試合を披露」と絶賛された。試合後のイヨも潔く敗戦を認め、ステファニーと座礼をかわしてから笑顔とハグで健闘をたたえ合った。
一方でイヨと微妙な関係にあった〝明日の女帝〟アスカは、イヨの願いを聞いたのか王座戦に介入せず。ベルト奪回に失敗したイヨとの関係が気になるところだ。
この日の「WWEレッスルパルーザ2025」は「ABEMA」にて無料生中継された。













