米国・WWEのPLE「レッスルパルーザ」(20日=日本時間21日、インディアナ州インディアナポリス)は、激闘の連続で世界最大団体の底力を見せつけた。
注目を集めたのが「最強夫婦決定戦」だ。カリスマレスラーのCMパンクが、10年ぶりに復帰した妻のAJリーとタッグを組んで、遺恨抗争の続く、世界ヘビー級王者セス・ロリンズ&女子インターコンチネンタル(IC)王者ベッキー・リンチの夫婦コンビと激突した。
リング上では夫同士、妻同士の対戦しか認められないルールだったが、白熱の攻防が繰り広げられていくうちに、次第に〝おきて破り〟の展開に。AJリーが男子の世界王者ロリンズにブラックウィドウ(変型卍固め)を決めると、ベッキーも負けじとパンクをサソリ固めで締め上げた。さらには夫婦による合体技も披露した上に、「女性には絶対に手を出さない」と誓っていたパンクがベッキーにサソリ固めを見舞ってみせた。
バラエティー色の濃い男女混合マッチとは思えない死闘となり、激しい場外乱闘へ。パンクが実況席の上でロリンズを抱え上げたところで、隣の実況席上からベッキーがAJリーを投げつけ、3人まとめてテーブル葬となった。ベッキーは大チャンスにパンクの妻をリングに上げて、とどめのマンハンドルスラムを狙った。ここでAJリーが巧みにベッキーの体に絡みつき、ブラックウィドウで捕獲。スタンディングの関節技ががっちり決まって、女子IC王者をタップさせた。
10年ぶりのリングで勝利を飾ったAJリーは夫に抱き着いて、熱いキスを披露。作家・脚本家として活躍していた元女子最高峰王者は、大会後のポストショーで「胸骨が折れるところだった」と笑顔でこぼしたものの、「私はこれまで特に若い女性ファンと、メンタルヘルスの話題でつながろうとずっとやってきた。これは私の人生で最高に意味のあること。私はみんなの物語を引き受け、旅の一部となり、一人じゃないと気づかせるために生まれてきた。私がつらい時にはファンが私が孤独ではないと気づかせてくれた。その絆は非常に強いんだよ」と大声援を送ってくれたファンへメッセージを送った。
統一WWE王者のコーディ・ローデスはドリュー・マッキンタイアと王座戦。大激戦の末に、場外でのクレイモアを実況席に誤爆させ、コーディカッターからクロスローズを決めてベルトを守った。ロリンズ率いる「ザ・ビジョン」のブロン・ブレイカー&ブロンソン・リードは、復活した兄弟コンビ、ジミー&ジェイのウーソズと激突。LAナイトがレフェリーを務めたが、ブレイカーがスピアーでウーソズ2人をまとめてテーブル葬に処すると、最後はリードがダイビングボディースプラッシュでジミーを圧殺した。
今大会は、8月に結ばれた米スポーツ専門局「ESPN」による米国内でのPLE独占中継契約の第1弾。ライバル団体のAEWが同日にカナダ・トロントでPPV「ALL OUT」を開催しており、〝同日イベント対決〟として話題になっていた。
この日の「WWEレッスルパルーザ2025」は「ABEMA」にて無料生中継された。














