ドジャースの大谷翔平投手(31)は17日(日本時間18日)の本拠地フィリーズ戦で2試合連発の51号を放ち、3年連続本塁打王に向け、トップのシュワバー(フィリーズ)と2本差とした。その大谷で注目されているのはポストシーズン(PS)でのクローザー起用だ。フリードマン編成本部長、ロバーツ監督は先発を基本とするも含みを持たせている。一方、本人は「準備はまずしたい」と前向きだ。そこで2023年のWBC決勝で侍ジャパンのクローザー・大谷と対戦したムーキー・ベッツ内野手(32)を直撃。その答えは――。
前回WBC決勝で対戦「生涯ずっと覚えてると思うよ」
クローザー・大谷といえば、23年に行われた第5回WBC決勝の米国戦だろう。3―2の9回に登板し、先頭マクニールを四球で歩かせるも、1番ベッツを2球目の外角の97・6マイル(約157キロ)フォーシームで二ゴロ併殺打に仕留め、二死無走者でトラウトと対戦。最速101・6マイル(約163・5キロ)のフォーシームで押し込み、最後はフルカウントからスイーパーで空振り三振を奪って世界一を奪回した。WBC史上最高の名場面と今後も語り継がれるだろう最高のエンディングだった。
日本ハム時代にも伝説を残している。16年10月16日のパ・リーグのCSファイナルステージ第5戦のソフトバンク戦で9回に登板、日本最速の165キロを3度計測し三者凡退で締めて、日本ハムを日本シリーズに導いた。
一方、今季のドジャース救援陣は炎上続きだ。今月に限っても9回途中まで山本がノーノー投球だった6日(同7日)の敵地オリオールズ戦ではまさかの逆転サヨナラ負け。大谷が5回ノーノーだった16日(同17日)の本拠地フィリーズ戦も4点差をひっくり返されて逆転負けと惨状を繰り返している。抑えとしてチーム最多の30試合に登板した左腕スコットはセーブ失敗が9回。セーブ機会ではない登板でも失点を重ねている。イエーツ、トライネン、ベシアも安定感はない。
そこでクローザー・大谷が話題になるわけだが、フリードマン編成本部長は「大谷は先発で起用する」と明言した一方で、「10月は何が起こるか分からない」と含みを持たせる。ロバーツ監督も「今のところ先発」としながらも救援起用は否定しない。大谷自身は「選手としてどこでも行けと言われた時にその対応ができる準備はまずはしたい」と前向きだ。
ドジャースナインで唯一、守護神・大谷と対戦し、すごみを体感しているベッツは「対戦したのは何度もあるから舞台が違うだけだね。結局は同じショウヘイだよ。100マイル(約160・9キロ)のスライダーを投げてくる。彼についてはもう説明のしようがない。ただただすごい。これ以上重ねる言葉がないくらい、彼はアメージングでしょ」と語るとこう振り返った。
「うん、特別な経験ではあったね。生涯ずっと覚えてると思うよ。あれは…確かドジャースと契約する1年前だったね。だから、彼がFAでそのオフに出てきて、うちに来る可能性があるかもって思いながら対戦したのはクールだったね。結局はただの一場面であるけど、9回に史上最高の選手の一人と対戦したってことを、ずっと覚えてると思う」
話題になっているPSでのブルペン起用については「僕はそのことに意見する立場にはないな。正直、彼がどういう形で出るかなんて気にしない。ただ彼が出てくれれば、それでいい」と話すにとどめた。
自身が監督ならワールドシリーズ第7戦の最終回に大谷を登板させるかと聞くと「彼はリーグ最高の選手だからね。リーグ最高の選手にボールを託すべきだと思う」と前置きすると「同点だったら、ノーだね。(1点リードなら)間違いなくショウヘイだね」と断言した。将来の米野球殿堂入りが確実視されているスーパースターのこの言葉こそが正解だ。
他の選手の回答は…キム・ヘソン「WSの第7戦で…」
ジャック・ドライヤー投手「チームがどうするのか全く知らないけど、そもそも考えられる状況がクールだと思う。もし彼がやる気なら、それはチームにとって本当に、本当に大きな助けになると思う」
アンソニー・バンダ投手「ショウヘイは唯一無二。彼ならできるよ。WBCでもやってたしね」
ジャスティン・ロブレスキ投手「きっと彼ならできる。やろうと思えば何でもできると思う」
マイケル・コペック投手「彼は野球界でも最高レベルの打者であると同時に、最高レベルの投手でもある。だから、どんな形であれ両方の側面で彼を起用できるチャンスがあるのは、本当にすごいこと」
エメ・シーハン投手「どう起用されるかはわからないけど、どんな形でも出てくるのを楽しみにしている」
キム・ヘソン(金慧成)内野手「ワールドシリーズの第7戦でクローザーとして出てゲームを締める以外は、彼が先発しているところを見たいかな」
ダルトン・ラッシング捕手「ショウヘイがブルペンから出てくるだけで、彼が持ってる威圧感がさらに増すと思う。そうなったら楽しみすぎる。そういう場面が来たら、もちろん喜んで受けたい。最高だよ」













