陸上の世界選手権6日目(東京・国立競技場)、女子800メートル予選が行われ、日本記録保持者の久保凛(東大阪大敬愛高3年)は2分2秒84で3組7着。不完全燃焼での幕切れとなった。

「前半は3、4番手につけて進めたかったけど、100メートルからかぶせられてしまって、うまく前に出ることができなかった。何もかもうまくいかなかった」と後手に回るレース展開。終盤に1人抜いたものの、自己ベストからは約3秒及ばず「初めての世界陸上が東京で、始まる前からたくさん応援していただいて、すごく幸せだったし、楽しんで走ることができたけど、何もできずに終わった」を涙を流した。

 スローペースは避けるのがレース前の狙いだった。しかし、狙い通りにいかないのが世界の厳しさだ。「やっぱりまだ差があるなと感じた。スローペースになってもラストについていけるような力も必要だなと感じた。それをわかっていてもできないというところで、やっぱりまだ力不足だと思う」と声を詰まらせた。

 高校生で経験した世界選手権の舞台では多くの学びを得た。「ごちゃごちゃになったりとか、バランスを崩したりとかは、やっぱり海外のレースは当たり前だなと思う。もっと海外の試合にも出て経験を積むことが必要。やっぱり1から磨いて、もっと強い久保凛を見せられるように頑張りたい」。満員の中で走った約2分間を今後の飛躍につなげることはできるか。