阪神は17日、広島戦(マツダ)で6―1と快勝。ただ、不動の4番を任されていた佐藤輝明内野手(26)が今季初めてベンチ外となりスタメンから姿を消した。藤川球児監督(45)が「まあ、超人ではないということです。体調調整だけで休ませることはないですから」と説明したように、コンディション不良とみられる。

 試合開始前にスタメンが発表された際、左翼席に陣取った虎党からはどよめきが響き渡った。佐藤輝は15日の中日戦(甲子園)で9試合ぶりの37号、38号本塁打を連発。キングを独走するとともに、3安打5打点でリーグトップの96打点と順調に数字を伸ばしていた。

 チームとしては1986年のランディ・バース以来、39年ぶりの本塁打王と40号の大台に期待が高まっていたいただけに、ファンとしては拍子抜けだったはずだ。

 佐藤輝を欠いた打線は、それでも11安打6得点と機能。スタメンでは主力の中野も抜けた状態だったものの、6回に木浪の決勝打となる適時打が生まれるなど効果的に加点した。自慢の投手陣も村上から及川、畠、岩貞とつなぎ、投打がかみ合って難なく白星を手にした内容だった。

 指揮官が「この選手が出るから勝つ負けるではないですからね、野球は」と話した通り、ベストメンバーではなくとも81勝目を挙げた。

 佐藤輝はこの日、試合前の通常練習に参加。守備、打撃練習ともに問題なくこなしていた。18日の出場に関して藤川監督は「超人ではない。また、明日考えます」と話すにとどめたが、虎党としてはその状態が気になるところだ。