かつての常勝軍団・西武に2016年以来、9年ぶり3度目となる「3年連続Bクラス」の屈辱が迫っている。
パ5位の西武は15日の日本ハム戦(エスコン)に5―12で大敗。この4連戦では初戦に先勝しながら、逆転Vを目指す日本ハムのここ一番での集中打に屈して3連敗。借金は今季ワーストタイの「10」となった。わずかに残る逆転CS進出の可能性は残り16試合で実質的な7ゲーム差ともいえる「6・5差」。これをはね返すミラクルを起こさなければならない。
このまま上位浮上できなければ、本拠地を福岡から所沢へ移転した西武の創成期(1979~81年=6位、4位、4位)、2014~16年(5位、4位、4位)に続く3年連続のBクラスが決定する。
かつての常勝期を知る球団OBは「寂しいね。球団が安易に〝Aクラス〟に目標設定しているとしたら、低迷期はしばらく続くだろう。上が優勝を目指していなければ、それは敏感に現場に伝わってしまう」とフロントのあるべき姿勢に警鐘を鳴らしている。
この日の試合では3―2と1点をリードして迎えた7回に先発・与座が先頭のレイエスに31号同点ソロを被弾。さらに一死満塁とされ、2番手・黒木が田宮を一ゴロに打ち取りながら打球を処理したネビンの一塁送球がそれて2者に生還された。その後も故障離脱となった今川の代役・浅間の2号3ランなどで畳みかけられ、大量7失点で試合を決められた。
勝負どころを逃さず、相手のミスにもつけ込んで長短4安打を集中した日本ハムの攻撃は、西武が松井前政権時代から目指してきた「そつのない野球」そのもの。そして、負傷者が出ても代役が即活躍する選手層の厚さも、ここ数年の西武が成し遂げられなかった泣き所だ。
前出OBは「まずはどういう方法論でソフトバンク、日本ハムと渡り合っていくのか。その道筋を示さないとしばらくはAクラスも見えてこないのでは」と現フロント陣に提言。常勝復活への道は険しいが、前進していくしかない。












