西武は13日の日本ハム戦(エスコン)に延長11回の末4―5とサヨナラ負け。辻政権時代の2019年を最後に6年連続のV逸が確定した。
先発・渡辺勇太朗投手(24)が中盤までに3被弾を浴び、5回4失点降板。2点差の9回二死満塁では相手5番手・上原から滝沢夏央内野手(22)の同点タイムリーで追いつき、その裏の二死一、二塁のピンチでは清宮のセンター後方の飛球を西川愛也外野手(26)が背走捕球するビッグプレーで、一度はサヨナラ負けの危機を防ぐ紙一重の攻防が続いた。
死力を尽くした4時間40分の試合も、最後は7番手・山田陽翔投手(21)が清宮にサヨナラ打を打たれ、ホームの日本ハムが歓喜した。
昨年、屈辱のシーズン91敗からの再建を目指した西武は新指揮官に西口文也監督(52)を立て「守り勝つ野球」の再構築を目指した。
「やはりバッテリーを含め、まずは守備から入っていき、しっかり9回をゼロで抑える。そしてバッターはなんとか少ない点数でもいいから、点数を取って守り抜く。(打線も)少しは打てるチームにしていきたい」
昨年10月の就任会見で西口監督はこう「先行逃げ切り型」のチーム構想を語っていた。前半戦はその理想に近い展開が多く最大貯金は7。交流戦終了時点でリーグ4位ながら首位・日本ハムに3・5ゲーム差と優勝争いの輪の中にいた。
結果的には例年以上に厳しい猛暑の影響による〝ガス欠〟で6月後半から8月にかけ「借金16」の急失速。V争いから脱落したものの、過去5年間で一人も定着することのなかった外野のレギュラー格に西川愛也、渡部聖弥、長谷川信哉といった若手、中堅が台頭し一定の目鼻が立ってきた。内野手でも滝沢夏央の躍進で新たな〝ポスト源田〟のオプションが増えた。
まだ数字上は可能性が残されている逆転CS進出を目指しながら今季、レギュラー獲得への足場を築いた彼らがさらに躍進しチーム内競争が高いレベルで激化すること。
そして、2年間の延長契約に合意したネビンがいる間に、もうひとつのチーム課題である「和製大砲」をどう育成していくかが、西口・西武の再建の次の段階となってくる。












