巨人が13日の阪神戦(東京ドーム)に11―10でサヨナラ勝利。坂本勇人内野手(36)の執念の一打が勝利を引き寄せた。
今季のレギュラーシーズン最後の伝統の一戦は、空前の乱打戦となった。初回に先発・横川が3点を先制されたものの、直後に中山の7号満塁弾で逆転。3回には岸田行倫捕手(28)の2ランが飛び出しリードを広げたが、5回には2番手・ケラーが4四死球5失点、3番手・高梨が2失点と大炎上し、再び主導権を明け渡した。
それでも6―10の7回に岡本和真内野手(29)の2点適時二塁打などで1点差に詰め寄ると、最後は9回一死二、三塁から代打・坂本が中前へ抜ける値千金打。劇的な幕切れに阿部監督も「最後ね、みんなの気持ちが一つになったので勝てたと思います」と安堵の表情を浮かべた。
今季の対阪神は8勝17敗と大きく負け越し、苦汁をなめさせられた阿部巨人。CS出場を果たした先には高い壁として再び目の前に立ちはだかる格好となるが「下克上」に向けて勝機もかすかに見え始めた。
チーム関係者の1人は「岡本頼みの打線じゃなくなってきたのは大きいよね。岡本に続く打者もコンスタントに結果を残せるようになったから、どの打順からでも得点を狙えるようになったのは今の打線の強みだと思う」と〝脱・岡本頼み〟に成功した打線について言及。特に5番に定着した岸田が好調を維持していることもあり、阿部監督も「(岸田は)とても存在感がありますし、岡本がしっかり勝負してもらえるのでね」と4&5番の相乗効果を指摘した。
打線がなかなかつながらない苦しい時期には「仮にCSに出られても阪神に力負けするのでは…」(球界関係者)との声もささやかれていたが、その風向きも徐々に変化。前出チーム関係者は「最後の最後で『打ち勝てる』イメージを残せたのは良かった。いい印象を持ったまま下克上に臨める」とCSでの逆襲に向けて期待感を明かした。
レギュラーシーズンの借りを返すためにも、まずはCS出場を果たす。このまま2位の座を死守し、残りシーズンを乗り切ることはできるか。












