CSを辞退しろと言われてなるものか! セ3位のDeNAが12日のヤクルト戦(神宮)に16安打の猛攻で10―2で大勝。借金を2に減らし、2位・巨人に1ゲーム差に迫った。

 序盤からがっちり主導権を握った。初回二死から筒香の四球、ビシエドの右前打、佐野の左前打で満塁にすると、松尾の右前タイムリーで首尾よく2点を先制した。

 3回にも佐野の右中間適時二塁打と、林の中犠飛で2点。6回に筒香の併殺打の間にまた1点。8回も4点、9回にも1点を加え、計10点でヤクルトを突き放した。

 三浦監督は「打線はみんな状態がいい」と称賛。「今日はオースティンが代打待機で(代わりにスタメンで)出た選手がしっかり自分のできることをやってくれた」とチーム力を強調した。

 投げては先発のジャクソンが7回4安打無失点の力投で来日最高の10勝目。試合後の三浦監督は、初めてバッテリーを組んだ3年目の捕手・松尾の好リードを絶賛。「ミーティングの時からしっかりやってくれた。変化球もしっかり止めていたし、息も合っていた」と、守りの面でも力を合わせた成果だと力を込めた。

 プロ野球ファン、マスコミ、評論家の間では今、CSの存在意義を改めて問う声でかまびすしい。セ・リーグでは優勝した阪神が貯金を独占。12日現在、2位・巨人は貯金0、3位・DeNAは借金2の現状にさまざまな批判や改革案が叫ばれている。

「2位以下が借金チームならCSは中止」「借金チームはCSに出るべきではない」「優勝チームのアドバンテージをゲーム差に応じて増やすべきだ」などなど現状を憂う意見は多い。

 そうした外野の声を、当事者である三浦監督はどう捉えているのか。

「ルールは変わらないので、僕らはルールで決められた中で目の前の試合を戦っていく。きょうの目の前の試合に集中してね、どれだけ戦えるかと思ってやっています」

 昨年は貯金2でCSを勝ち抜き、日本一へ上り詰めた。その「勝ち切る覚悟」は今年もまったく変わっていない。「もちろん、借金は減らさないといけない。借金を減らすのも貯金を増やすのも勝つことにおいては同じ。そのために1試合、1試合戦っていく」(三浦監督)

 先発マスクと先制タイムリーのヒーロー松尾も「悔いが残らないようにやろうと思っています。僕らはとにかく結果を出すだけ」とキッパリ。この勢いで2位・巨人を追い越せるか。