痛恨の敗戦となった。セ3位のDeNAは3日の広島戦(マツダ)で1―2と競り負け。4位・カープに再び1ゲーム差に詰め寄られた。
CS争いの最中、大幅な戦力ダウンを強いられた。打線を引っ張ってきた〝代役4番〟のチーム最年長・宮崎敏郎内野手(36)が前日2日の同カード初戦で負傷し、右膝後十字靱帯の部分損傷で登録抹消。試合前に三浦監督が「リハビリに入ります」と語り、今季絶望が確実となった。
この日は筒香嘉智(33)が〝代役サード〟で先発出場。5回に大瀬良から先制の適時二塁打を放ち、いったん宮崎の穴を埋めたかと思わせた。だが直後の裏、遊撃・京田の失策で菊池が出塁。さらに一死二、三塁の場面で代打・前川のゴロをまたもや京田がトンネルしてしまい、その間に二走・菊池に本塁を陥れられ、これが勝ち越し点に。結果的に京田の2失策が大きく響いた。
8回112球を投げ抜き、自責0だった東克樹投手(29)の力投も報われなかった。試合後の三浦大輔監督(51)は「あの2点だけですからね」と無念の表情。「東は最後まで粘り強く投げ抜いてくれました」とエースの粘投をねぎらう一方で「序盤の(大瀬良の)四球7個を生かし切れなかった」と打線の拙攻を悔やんだ。
こうなると「離脱した宮崎がいてくれたら」と思わずにはいられない。キャプテンで4番の牧秀悟内野手(27)が左MP(親指)関節尺側側副靱帯の修復手術を受けるため、8月1日にチームを離脱。同日の巨人戦(東京ドーム)試合前に宮崎は「一人ひとりがキャプテンになったつもりで責任感を持ってやろう!」と、野手ミーティングで熱いゲキを飛ばしている。その熱い思いをくむかのように三浦監督も翌8月2日の同カード2戦目で、宮崎を代役4番に抜てきした。
その宮崎は8月の月間打率3割1分8厘、5本塁打、15打点とバットで有言実行。同月21日の広島戦(横浜)では、ファウルで粘りに粘り、20球目を5号2ラン。試合は負けたものの「宮崎だからできる技術」と三浦監督を驚嘆させた。
この日、宮崎の代わりにサードを守った筒香は「宮崎さんはチームの中心で、ずっと引っ張ってもらってきた。全員でカバーできるようにやるしかない」と決意を吐露。惜しくも負け投手となった東も「(味方の失策を)ズルズル引きずらずに投げられたのはよかったと思う」と自己評価した上で「(サードの)筒香さんが『切り替えていこう』と声がけしてくれたので(助かった)」と述べ、筒香の気遣いに感謝した。
残り22試合、残されたメンバーでどれだけ宮崎の穴を埋められるか。その中で筒香がどれだけ中心的役割を果たせるか――。












