ソフトバンクは7日の楽天戦(みずほペイペイ)に2―4で逆転負けを喫し、連勝は「5」でストップ。2位・日本ハムが敗れたことでマジックは1つ減って「15」となった。

 若き左腕が崩れた。先発の松本晴投手(24)は1点の援護をもらった3回に追いつかれると4回二死から四球を与え、9番・太田にはカウント3―1から痛恨の2ランを被弾。もったいない失点に小久保監督は「優勝争いをしている中で『仕方ない』では済まされない」と手厳しかった。

 だが、終盤には一矢報いた。打線は3点ビハインドの8回に1点を返すと、9回にも好機をつくりあと一歩のところまで詰め寄った。ホーム6連戦は5勝1敗。日本ハムとは4ゲーム差で、リーグ連覇へ視界は開けてきている。

 こうしたいい流れには指揮官が押す「スイッチ」が関係しているかもしれない。8月31日のロッテ戦(ZOZOマリン)でミスが重なり、小久保監督はビジターでは異例の緊急ミーティングを敢行。「凡事徹底」を再確認したチームはそこから5連勝を飾り、再び軌道に乗った。

 こうしたケースは以前にもあった。4月30日の日本ハム戦後(みずほペイペイ)にも急きょミーティングを実施。最下位に沈んでいたが、2日後の5月2日に劇的サヨナラ勝ちを収めるとチームは急上昇。さらに7月12日の楽天戦(楽天モバイル)後には「見ての通り。打てない、守れない、ピッチャーに迷惑かけすぎ。以上」と野手陣に一言だけの痛烈なゲキを飛ばすと、引き分けを挟んで9連勝を記録した。

 指揮官から要所で入れられる〝スイッチ〟に、ナインからは「自分を再認識できる」「今の自分で大丈夫かと言われている気がする」と言った声が上がった。連勝は小休止となったが、このまま一気に頂点まで駆け上がれるか。