J1鹿島は27日、天皇杯準々決勝町田戦(Gスタ)に0―3で完敗し8強で姿を消した。

 前半にセットプレーから2点を失うと、後半1分にMF下田北斗の60メートル弾でジ・エンド。エースFW鈴木優磨(29)は「ひどい試合をしてしまった。負けても得られる試合はあると思うが、今日は何も得られず無駄にしてしまった」と言葉を絞り出した。

 その上でイレブンへの苦言も飛び出した。「試合をやる僕たちは、チームの狙い通りにできるか判断をしないといけない。指示通りいかなかったときに、いちいち監督に指示を聞く選手は一流だとは思わない。僕たち選手が感じ取りながらこうしようとかは、鬼さん(鬼木達監督)から各選手が許容されているので、そこに対する臨機応変さが足らな過ぎる」。

 続けて「言われたことをやろうとする意識はいいけど、それだけでは勝てない。自分で解決できる選手が上にいくと思っている。変化を加えられる選手があまりに少ない」と嘆き節だ。一つの成功例として挙げたのは、鬼木監督がかつて指揮した黄金時代の川崎。「強い時のフロンターレは、必ずそうやっていたと思う」と強調した。

 天皇杯のタイトルを逃した後には、サポーターから大ブーイングが飛んだ。鈴木は「サポーターには本当に申し訳ないと思っている。これを取り戻すのはリーグ戦しかない。一人ひとりがチームに何が必要か考えないといけない。もっと選手同士が話していく必要もある」。鹿島は屈辱の敗退をJ1制覇へとつなげることができるか。