J1横浜Mの大島秀夫監督が5日、明治安田J1百年構想リーグをもって解任されることを受けて、胸中を語った。

 チームは3日に大島監督の解任を発表しており、5日には神奈川・横須賀市内のグラウンドで明治安田J1百年構想リーグプレーオフラウンド第2戦の清水戦(6日、日産)に向け、調整を行った。昨年6月にヘッドコーチから監督に昇格した指揮官は、J1降格争いから最終的に15位に立て直し、クラブの危機を救った。しかし、今季は6勝10敗PK2敗で東地区7位と苦しいシーズンとなった。

 この日、大島監督は練習後に取材に応じ「僕は僕なりにスタッフと話して、できるだけのプランを持ってやっていた。でも、結果も伴わなかったし、クラブが求めているものではなかった。それは自分の力不足でもある。そこまでのプロセスに関しては、一緒に戦ってくれた仲間には感謝している。でも結果が出せなくて、そういうこと(解任)になってしまったところは、仲間、選手にも申し訳ない」と語った。

 昨秋には2026―27シーズンまで続投を発表されていた。鈴木健仁スポーティングダイレクターとも「結果を優先せずに26―27シーズンにつなげてほしい」と今季序盤にすり合わせを行っていた中で、大島監督は「あくまで次に向かってという話の中でやっていたので、志半ばで離れなきゃいけない」と心残りも感じている。

 クラブの厳しい状況下で、監督として過ごしたこの1年間には「もう本当に苦しかったし、逃げ出したくなる時もあった。だけどその反面、めちゃくちゃうれしい瞬間も、こんな瞬間ないなという時もあったし…。だからその振り幅がすごくて、どっちとも言えない。もう両方。だけど、素晴らしい時間を与えてくれた。選手も仲間と言わせてもらうが、感謝しています」とこれまでの歩みを振り返った。

 今季は第8節の川崎戦で5―0や、最終節東京V戦で6―0と快勝劇も起こしている大島体制で、有終の美を飾りたいところだ。