新日本プロレス来年1月4日東京ドーム大会で、プロレスデビューする2021年東京五輪柔道男子100キロ級金メダルのウルフ・アロン(29)の体が、柔道家からプロレスラーへと変貌を遂げつつある。

 ウルフはプロ野球の西武―日本ハム戦(26日、ベルーナ)でセレモニアル・ピッチに登場。マウンドの少し前の位置から放った一球は、鋭くキャッチャーミットに収まった。自身の投球の点数を聞かれ「100点です」と胸を張った。

 球技経験は小学2年時に体験に行ったクラブチーム〝新小岩ニューファイターズ〟のみ。「バッターだったんですけど、指にボールが当たったのを『デッドボールだ』って言い張ってたら、入れてもらえなかったですね」と、1日限りのほろ苦い野球人生を振り返った。

 プロレスデビュー戦に向け、練習の中で成長を実感している。「階段を上っても疲れなくなるぐらい体力がついた。柔道の時は地面から足を離さない、すり足っていう動きをするんですけど、プロレスはステップがかなり大事になってくる。最初は今まで体感したことのない筋肉痛になったりもしたが、それももうなくなってきた。自分の体がプロレスのマットに合ったものに変化していると感じる」と腕をぶした。

 競技が変わり、柔道の技の入り方を忘れつつあると自身のYouTubeチャンネルで語った。それでも「自分の中に元々あるものなので、たまに柔道の練習をして動きを思い出すっていうのも必要になってくると思います」とルーツを大切にしていた。