西武待望の和製大砲候補・村田怜音内野手(24)が〝覚醒前夜〟の雰囲気を漂わせている。

 2年目の今季は7月16日の日本ハム戦(ベルーナ)で初昇格。12日現在、ここまで15試合に出場し打率2割4分1厘、2本塁打、7打点をマークしている。8月の9試合では主に「5番」に座り打率3割2分3厘(31打数10安打)、2本塁打、7打点とベンチの起用に応えており、周囲の期待値も高い。

 3戦連続マルチ安打を放った11日までの楽天3連戦(ベルーナ)を終え、村田は「ホームランが出てから気持ちが楽になった。メカニクス的な話よりも気持ちの持ちようで結構自信がついた。打てないことが怖くなくなりました」。

 2日のロッテ戦(ベルーナ)では延長10回に代打出場し、横山から貴重な同点弾となる今季1号をたたき出した。5日の日本ハム戦(エスコン)でも山崎福からチームとして一矢報いる2号弾を放っており、短期間で本塁打を連発したことが今の好調のベースにあるという。 

 とりわけ山崎福のツーシームをとらえた技あり2号については「入るとは思わなかったんですけど思いのほか打球が飛びました。(バットの芯に)当たれば飛ばせる、ホームランになるというのが分かった」と力説。その上で「2本打てて自信になったので(スイングを)多少コンパクトにして当てれる確率を上げる」ことを今は心掛けているという。

 そして「見逃し三振とかも多いので手を出す回数を増やす。やっぱり振らないと始まらない。ゾーンに来たボールに手を出す確率を上げていく」とし、現状に満足することなく自らの課題についても次のように続けた。

「打っていないコースとかボールも明確になってきている。それを理解しつつも、百発百中そこに来るわけじゃないので。向こうがミスした球とか、甘く来たボールを1回で仕留めなくちゃいけない。1打席で1回あるかないかのチャンスを逃さないように」

 さらに本塁打へのこだわりに関しても、こう語った。

「ホームランにできると思ったボールを振っていく、という感じがファームの時も一番いい考え方だったので、そのイメージは変えずに。多少ボールでも人とはサイズとか、(バットが)届く範囲とかが違うので。多少ボールだと思っても自分がホームランを打てると思って振ったボールだったらいいかなと。あとは『三振を恐れていちゃダメ』といろんな人に言われているので、3つ三振しようが、1本ホームラン打てるような気持ちで打席には立っています」

 このまま期待通りに花開くか。その時をチームの誰もが待ちわびている。