雨天中止をもプラスに――。阪神が11日、広島戦(マツダ)に向けて移動するも、練習開始時間前に雨天中止が決定。先発投手以外は指名練習となり、救援陣からは石井、椎葉、野手では原口、中川の2人のみが参加という〝珍風景〟が広がった。
これは9連戦の7試合目ということを考慮した上での〝積極的休養〟。守りから攻める藤川野球を体現したマネジメントで12日の同カードに備えた格好だ。
この日、敵地の室内練習場で行われた指名練習には藤川球児監督(45)は不在。代わって練習を指揮した藤本敦士総合コーチ(47)は、指揮官の方針であると認めた上で「先発投手以外は志願での参加です。選手全員には明日(12日)の試合のために準備してくれと伝えています。人それぞれ準備方法があるから、ケアしたり準備するということ。いい雨と捉えて、しっかり試合に臨んでくれれば」と説明した。
通常、試合開催予定で現地入りした場合、雨天でも球場入りし短めの全体練習となることが多く、休養日に充当するというのは珍しいケース。ただ、この日の措置にはさまざまな要素が絡んでいた。一つは中止決定が早かったこと。加えて5日からの中日3連戦(バンテリン)、8日からのヤクルト3連戦(京セラ)を消化して「ちょうど6連戦終わって、いつもどおりのルーティンというか、月曜日いつも休みなので、そういうリズムでこれるかなと」(藤本コーチ)と、選手たちの生活習慣を考慮しての決定となった。
10日のヤクルト戦(京セラ)では先発・才木が完投勝利を挙げブルペン陣に休養を与えることができた。満を持しての広島入りではあったが、雨天中止となればリリーフ投手は連休となる。12、13日の試合が実施されれば14日は移動日。15日から東京ドームでの巨人3連戦にも盤石な状態で臨める。
2位・巨人が中日に敗れたためゲーム差は12に広がり、マジックは1つ減って「28」。ゲームはなくとも、藤川阪神がXデーへ向け着実にペースを整えている。












