ソフトバンクは10日の日本ハム戦(みずほペイペイ)に1―0で競り勝ち、首位固めに成功した。7カード連続の勝ち越しを決め、貯金は今季最多を更新する「26」。この日も眼下のライバルを退け、2位とのゲーム差を今季最大の「3」に広げた。先発のリバン・モイネロ投手(29)が13三振を奪い、今季2度目の完封で10勝目。3回に近藤健介外野手(32)の適時二塁打で奪った虎の子の1点を守り抜いた。

 この日、チームは絶対的主力の周東佑京内野手(29)をコンディション不良のため欠き、前日から守備復帰した近藤をDHで起用した。用兵について、小久保監督は「(近藤は守備も)いけたんだけど、佑京が厳しいのでダブル離脱となったら(困る)…。保守的にいった」と説明。いまやチームの精神的支柱でもある周東だけに「抹消はしない方向」とも語った。もうひと山、ふた山ありそうなV争い、その先のポストシーズンも見据えて、天王山と位置づける大事なカードを臨機応変に戦っている。

 前日に初戦を制したことも大きかったが、周東を欠き、戦略的制約の多い中でライバルを寄り切ったこの日の勝利もまた価値あるものだった。試合後「まだまだ残り試合はいっぱいある。まずは明日」と手綱を締めた小久保監督。最短14日にも優勝マジックが点灯する状況だが、用意周到にゴールを目指す。