新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」7日後楽園大会のAブロック公式戦で、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」のEVILがNEVER無差別級王者のボルチン・オレッグ(32)から5勝目を挙げた。公式戦1試合を残し首位タイを走るEVILは、棚橋弘至との最終公式戦(10日、群馬)へまさかのクリーンファイト予告。4か月ぶり2回目の〝改心宣言〟の真意と信ぴょう性は――。
ドン・ファレ、ディック東郷のダブルセコンド制を採用しリーグ戦を荒らし回っているEVILは、この日も3人がかりでボルチンを翻ろうする。串刺しボディーアタックをレフェリーに誤爆させ無法状態を作り上げると、ボルチンをテーブルに乗せてファレのボディープレスで圧殺した。
サブレフェリーが到着したと見るやダメ押しのEVIL(変型大外刈り)で3カウントを奪取。戦前にH.O.Tへの〝スカウト〟を断っていたボルチンに「ざまあみやがれ。お前が自分でまいたタネだからな。助け舟出してやったのに、乗らなかったお前が悪いんだからな。これが勝つってことだ」と吐き捨てた。
これでEVILは上村優也とともに勝ち点10の首位タイ。ブロック突破に王手をかけ上機嫌なのか、大会後にけたたましく鳴った本紙記者のスマホに邪悪な4文字が…。何やら棚橋との最終公式戦へ向けて言いたいことがあるようだ。
来年1月4日東京ドーム大会での引退を控える棚橋は、今大会が最後のG1で通算100勝の大記録を達成するなど奮闘し、ここまで4勝4敗と優勝争いに生き残っている。EVILは「最後の最後で俺が相手とは、棚橋も悪運が尽きたようだな。となると次の試合が正真正銘、アイツの最後のG1公式戦ってわけか…」と、何やら考え込むと、直後にまさかの言葉を繰り出した。「俺だって棚橋が残してきた実績くらいは分かってるつもりだ。アイツとはいろいろあったが敬意を表して、最後の花道を飾ってやる。正々堂々、1対1でぶっ飛ばしてやるよ」
もう一度同じことを書くが、EVILは現在ファレ、東郷のダブルセコンド制を採用しリーグ戦を荒らし回っている。ここに来てその方針を変更するとは思えないが「俺に二言はねえよ」と棚橋戦では真っ向勝負を強調。ちなみにEVILは今年4月両国大会での辻陽太とのIWGP GLOBALヘビー級王座戦前にも〝改心宣言〟を繰り出し、後に大ウソだったことが発覚している。それを指摘しても「俺に二言はねえよ」の一点張りなので、どうやら二言はないようだ。
「そもそも引退寸前のレスラーにこの俺が負けるわけねえし、突破は決まったも同然だろ。俺の優勝も決定事項なんだよ。よく覚えとけ」と言いたいことを言って通話を終了したEVIL。悪の限りを尽くしてきた男は、最終盤になってようやく正義に目覚めてくれたのかもしれない。













