巨人は29日の中日戦(バンテリン)に5―8で逆転負け。3位・DeNAとの1・5ゲーム差は変わらなかったものの、首位の阪神には11差まで突き放された。
打線で気を吐いたのは「4番・左翼」で先発出場したトレイ・キャベッジ外野手(28)だけだった。初回に先制の9号3ランを放ち、3点ビハインドの6回には10号2ラン。阿部慎之助監督(46)は「今日はキャベッジ以外で点が入らなかったから、明日はキャベッジ以外の人たちでやってもらいたい」と奮起を促した。
逆転Vへますます厳しい状況となっているが、助っ人砲に2発が飛び出したことは好材料だ。5月上旬に主砲・岡本が故障離脱し、代役の4番はキャベッジにも託された。だが、好調だったはずの打撃が急降下し、22試合で務めた4番でわずか1本塁打。開幕当初の2番では17試合で打率3割3分3厘、4本塁打、9打点だったにもかかわらず、4番になると打率は2割台前半まで落ち込み、今月12日からはとうとう二軍再調整となっていた。
チーム関係者の間には「実際に4番と2番で打率が違ったりするから、もしかしたらメンタル的なところが起因しているのかもしれない。真面目がゆえに本人が4番の役割を考え過ぎている可能性もある」と打棒の〝落差〟が性格によるものだと指摘する声もあった。
しかし、リーグ戦が再開した26日から再昇格すると、4番で3試合連続安打。〝呪縛〟から解き放たれたかのように快音を響かせている。岡本の二軍での実戦復帰も近づき、一軍へのカムバックも見えてきている。キャベッジがどこまで長距離砲としてチームをけん引できるか試される。












