阪神は26日のDeNA戦(甲子園)からシーズン最大の勝負どころとなる後半戦へ突入。2年ぶりとなる覇権奪回を狙う藤川球児監督(45)は「やはりディフェンスが中心。投手がさらにスキルを上げて立ち向かえるようにならないといけない」と自慢の投手陣を前面に押し出した戦いを誓う。
中でも際立つのは、今季ここまで救援防御率1・82という驚異的な数字をたたき出している鉄壁のブルペンだ。ネルソン、桐敷、湯浅、及川、石井、岩崎と優秀なピッチングスタッフを数多くそろえたことで、僅差ビハインド、同点、僅差リードなどさまざまな場面での柔軟な継投策が可能に。接戦を勝ち抜く原動力であるリリーフ陣は、指揮官からも「チームの心臓」と位置づけられている。
藤川監督自身も、現役時代はチームのセットアッパー&守護神としてフル稼働し虎ブルペンを支えてきたレジェンド右腕。百戦錬磨のリリーバーの経験や哲学は令和の現役投手たちにも受け継がれている。
今季ここまで34試合に救援登板し防御率0・26という異次元の数字を残している右のセットアッパー・石井は、カード頭に行われるバッテリーミーティングで「このバッターはこういう意識で打ちにきているから、こんな球が効くぞ」など、指揮官から直々に実戦的なブリーフィングを受けていると明かす。
「『右打者が相手だから右投手を起用する』ではなく藤川監督はデータをしっかり見た上で、根拠を持って起用してくれる。自分自身も、もっと考える術を持たなければと感じさせてくれる」(石井)。経験豊富な〝大先輩〟の教えは現在進行形で彼らの血肉となっている。












