粋な計らいの狙いとは――。巨人の阿部慎之助監督(46)が22日、全セの監督を務める「マイナビオールスターゲーム 2025」第1戦(23日・京セラ)での〝サプライズバッテリー〟について明かした。

 今年の球宴には巨人から大勢、マルティネス、グリフィン、山崎、甲斐、吉川、泉口の7人が選出。阿部監督はその中からチームの守護神マルティネスを先発させ、甲斐とのバッテリーで臨ませることを決めた。その真意について「オールスターでしかできないからね。『きれいなマウンドで投げたら?』って言った」と明かした。

 マルティネスの先発登板は中日時代の2018年以来、実に7年ぶり。シーズン中にはなかなか実現しないサプライズ起用となるが、この裏には指揮官なりの「親心」が秘められているようだ。

 あるチーム関係者は「マルティネスは前半戦、特に失点を許してからはずっと気を張っていたね。責任感も強いし、生真面目な男だから気苦労も多かったんだと思う」と助っ人右腕の心労を察しつつ気も配った。そして「阿部監督からしても、球宴で先発することで『純粋に野球を楽しみながら、いったん肩の力を抜いてほしい』という思いもあるのではないか。マルティネスにとっても、いい気分転換の機会になる」と推察し、球宴での先発マウンドがプラス効果を招くとみている。

 マルティネスは、ここまで37試合に登板し防御率1・02、リーグトップタイの28セーブを記録。不動の守護神として、ここまでチームの勝利に大きく貢献してきた。逆転優勝に向け、後半戦でも右腕の存在は必要不可欠。年に一度の野球の祭典で精神的なリフレッシュを図ることはできるか。