女子プロレス「スターダム」の〝絶対不屈〟安納サオリ(34)が、史上初のワンダー王座3度目の戴冠へ本気だ。
これまでワンダー王座を保持するスターライト・キッドの逆指名を断った安納だったが、王者からの熱烈なラブコールに心を動かされ、21日の札幌大会で同王座に挑戦する。王座戦を控えた安納は高級外車の車中で取材に応じ、記者を助手席に乗せると「いろいろこじらせてましたが、キッドの『サオリを超えたい』っていう本音を聞いて、倒してみろよって思ったんです。自分がプロレスラーなんだなって改めて気づかせてもらった。安納サオリっていうものをもう一回確立していくためにも、感謝を込めてキッドを倒したい」と闘志を燃やした。
安納は2023年12月に同王座を獲得し、自らがセンダイガールズの岩田美香に流出した同王座を奪還。1年以内に2度同王座を戴冠した過去がある。札幌大会は昨年7月に相方のなつぽいに敗れ同王座から陥落した地でもあるが「私を最高に輝かせてくれたのはワンダーのベルトだった。だからこそ、去年ベルトを落とした北海道でもう一度…。そしてこれまでこのベルトを3回度巻いた人はいないので、今回私がベルトを巻いてスターダムの歴史に安納サオリの名前を刻みたい」。
王座挑戦の同日にワールド王者・上谷沙弥に挑戦する、なつぽいからも大きな刺激を受けているとし「なつみ(なつぽい)のたくましい姿を見ていたら『私は何してんねやろう』って焦りも出てきて、ここで私がこじらせてたらダメだなって。今のなつみの横に並べるようにベルトを巻く。それぞれ赤白を巻いてスターダムの真ん中になる」と語った。
その上で話題となっているなつぽいの上谷に対する痛烈批判にも言及。安納は「第三者から見て感じたのは今の上谷は『ジョーカーが人助けしてる』とか、『バイキンマンが掃除してる』みたいな違和感がある。なつみが言いたいのはそういうことなんじゃないかなって」と共感しつつ「みんなプロレスを広げたいっていう思いでやってる。最近『上谷がお客さんを入れてる』ってよく聞きますけど、うちらもデビュー10周年興行であんだけお客さん入れてますし。その中で今目立ってる上谷だけのおかげっていうふうになってんのが、めっちゃ悔しいですね」と唇をかみしめる。
その上で「私自身もまだまだ世間にプロレスを届けられていないとは思う。けど、こじらせてた期間に自分ができそうなこと、やりたいことがちょっと見えてきた。その光をつかみに行くためにもワンダーのベルトを巻かいかなくちゃと思ってます」と力を込める。
最後に前回の取材後にポールにぶつかりへこませた車の修理費について問われた安納は急に下を向き「見積もりが来まして…。3桁ぐらいの修理代がかかるって…」とつぶやきつつ「でも大事な車だし、キラキラのベルトを巻いて車と一緒に写真撮ってもらえるように修理代出します」と必死に前を向き走り去った。













