2020年5月に死去した故木村花さんの追悼興行「HANUR」が23日に後楽園ホールで行われ、ジャングル叫女(35)がリング復帰を果たした。
叫女は左ヒザなどの負傷を理由に2020年10月から長期欠場し、21年9月にスターダムを退団。その後は2度の手術失敗などの影響もあり復帰が遠のいていたが、昨年11月にはデビュー10周年自主興行(名古屋)でエキシビションマッチに出場していた。
そして本格復帰の場となったのが、スターダム時代の盟友でプライベートでも親友だった花さんのメモリアル興行だった。花さんの母・響子さんからのオファーを快諾した叫女は、メインで岩田美香(センダイガールズ)、桃野美桜(マーベラス)と組んで小波、吏南(ともにスターダム)、VENY(フリー)と対戦した。
花さんとともに活動したユニット「TOKYO CYBER SQUAD(TCS)」時代のコスチュームでリングイン。「TCS」時代の盟友で、現在は極悪軍団「H.A.T.E.(ヘイト)」の小波、吏南と火花を散らす。古傷の左ヒザに集中砲火を浴びながらも、小波のミドルキックをキャッチしドラゴンスクリューを発射。吏南には串刺しラリアートから低空ドロップキックを決め、エルボーとブーツの応酬を繰り広げた。
20分過ぎには吏南にダイビングボディプレスからジャングルバスター(キン肉バスター)をさく裂させた。しかしカバーを小波にカットされると一気に劣勢に。両軍入り乱れての攻防からPink Devil(変型ゴリーボム)でマットに叩きつけられる。これを何とかカウント2で返した叫女だったが、最後は小波のミサイルキックから吏南のパッケージドライバーという、2人がかりによる花さんの必殺技タイガーリリーでついに力尽きた。
敗れはしたものの、今回が6回目の開催となった花さんのメモリアル興行での復帰戦を終えた叫女は感無量。試合後のリング上でマイクを握ると「同じTCSのメンバーだった吏南と小波、花の親友VENY、3人と復帰戦ができてよかった。ありがとう。木村(響子)さんも色々大変だったと思います。舞台を作ってくれてありがとうございます」と感謝の言葉を口にした。
花さんの死去からこの日で6年が経った。叫女は「花がずっと心の中にあって、引きずって前に進めていない、ケガや気持ちの部分で1人だけ取り残されてる感じがあって…。プロレスを通して前向きにやっていく姿を花にも見てもらいたいと思います」と天国の親友に約束。
今後は地元の名古屋を拠点にフリーとして活動する意向で「一番はGHC女子王座(現在空位)、私が提唱者ということを忘れてる人も多いと思うんですけど、私が言って欠場中にできたベルトなんです。戴冠するところまで言い続けていきたいと思います」と野望も口にしていた。













