陸上日本選手権2日目(5日、東京・国立競技場)、女子800メートルの日本記録保持者・久保凛(東大阪大敬愛3年)が、1分59秒52の日本新記録で連覇を達成した。

 世界選手権(9月、東京)代表選考会を兼ねたこの日の決勝レースは、最後までペースを落とさずにフィニッシュ。「何も考えず国立を楽しんで走ろうと思い、力まず走れた」と笑みを浮かべた。

 前日4日の同種目予選は3組1位の2分02秒56をマーク。すでに世界選手権の開催国枠エントリー設定記録(2分00秒99)を突破している中、予選後に優勝と参加標準記録(1分59秒00)切りを誓っていた。

 一夜明けた決勝では「2周目の足の感覚も軽く、ラスト200メートルでまた1段階ギアを上げられた」。日々の練習で重点的に行っていたという終盤のギアチェンジの成果が実を結んだ。目標としていた世界選手権の参加標準記録にはわずかに届かなかったが「悔しさはあるものの、ベストが更新できて納得の走りができた」と自らに合格点をつけた。

 報道陣から800メートルの魅力を問われると「とてもしんどい種目だが、その分、記録が出たときは、めっちゃうれしいなと思うし、しんどいからこそたくさんライバルと一緒に走れる楽しさもある」と力説。「みなさんも、ぜひやっていただけたら(笑い)」と笑わせた。

 世界選手権には「出場できたら、一本でも多く走りたい。決勝まで走りたい」と目を輝かせた。17歳の若きスターランナーの勢いは、まだまだ止まらない。