女子プロレス「マリーゴールド」のワールド王者・林下詩美(26)がGHC女子王座取りに燃えている。30日、ノアの「WRESTLE MAGIC 2025」(品川ステラボール)で、初防衛に成功した同王者・彩羽匠(32=マーベラス)にベルトをかけての一騎打ちを迫った。その胸中とは――。

 V1戦でマリーゴールドのビクトリア弓月を迎えた彩羽は、鋭く多彩な蹴りやサソリ固めを駆使した貫禄の試合運び。終盤、意地を見せる弓月から必死の反撃を受けるが耐え抜くと蹴り、パワーボムで動きを止めると、最後は必殺のランニングスリーで3カウントを奪った。

ビクトリア弓月(左)を下しGHC女子王座初防衛に成功した彩羽匠
ビクトリア弓月(左)を下しGHC女子王座初防衛に成功した彩羽匠

 そこに登場したのが詩美だ。かねて互いのベルトをかけた一騎打ちを彩羽に求めていた中、ベルトを肩に登場。彩羽の前に立つと無言で真っ赤なバラを渡し、にらみ合った。この行動に彩羽からも対戦を受諾され「7月16日、シングルやりましょう」と、同日の東京・後楽園ホール大会をその場所に指定された。

 詩美は「試合がしたいと思って、つい待てずに来てしまいました」と行動の理由を説明。彩羽に一騎打ちの要求を受け入れられたことには「気合が入りました。団体対抗戦の大将戦といっていい試合になるでしょう。負けられない試合だと思います」と不敵な笑みを浮かべた。

 さらに自らのベルトを見つめると「やるからにはGHCとのタイトルダブルでやりたいです」と力を込めた。プロレス好きな父親の影響で幼少期からGHC戦をテレビ観戦してきただけに、同女子王座には思い入れがある。GHCの印象を「私が一人のファンとして見ていたころのイメージだと、GHCは潮崎豪さんの印象が強いんですよね。削り合いというか、激闘のイメージがあるベルトなんです」と熱く語った。

 その上で「彩羽匠は蹴りだったり技のすごさだったりがある。そういう部分で、彩羽とならばGHCの名を冠する、GHC女子にふさわしい激闘ができると思うんです。だからこそ、GHCもかけて一騎打ちをしたい。その上で必ず勝ちます」と、こぶしを握った。激闘必至のGHC女子王座戦は実現するか。