巨人は29日のDeNA戦(東京ドーム)に1―0と接戦を制し、およそ1か月ぶりとなる3連勝を飾った。
最後を締めたのは新守護神のライデル・マルティネス投手(28)だった。最少リードの中、9回のマウンドに上がると1イニングを無失点。開幕から続く無失点試合記録を「31」に伸ばし、2016年の田島慎二(中日)がマークしたセ・リーグ記録に並んだ。
31試合に登板して26セーブ、防御率0・00の活躍に阿部監督も「『来てくれてありがとうございました』って感じです」と満面の笑みでたたえた。
まさに向かうところ敵なしのマルティネスは、プレーだけでなく野球に対する姿勢もチーム内で高く評価されている。内海哲也投手コーチ(43)は右腕の記録に「すごいの一言です。練習に対しての姿勢だったりが成績として出てるのかなと思います」と目を細めた。
右腕の実績は昨季まで在籍した中日時代に証明済み。だが、練習量は投手陣の中でも「ナンバーワン」だという。日々のルーティンに妥協することは一切なく、練習メニューも計算しているそうで「自分のタイミングでブルペンに入って、会話もせずに黙々と体を動かして投げる準備をしていますよ。いないと困る存在です」と明かした。
また、マルティネスのストイックぶりはチームメートたちにも大きな刺激になっている。「勝利の方程式」を組む大勢投手(26)は「勝ちたいっていう気持ちがすごく伝わってくるんで、試合中も心を熱くしながら試合に向けて出る準備をしている。勝ちたい気持ちは強いんだなと思います」と感銘を受けていた。
もっとも、マルティネス本人はリーグ記録に並んでもどこ吹く風。「記録については何も考えていない。とにかく毎日の練習にしっかり集中して取り組む。そこだけは意識してやっている」と冷静そのものだった。プロ野球記録は21年の平良(西武)の「39試合」だが、剛腕が快挙を達成する日も遠くないかもしれない。












