元新日本プロレスの内藤哲也(43)とBUSHI(42)が22日、新たな1歩を踏み出した。「ロス・トランキーロス・デ・ハポン(LTJ)」として再始動した2人は、トークイベントで退団後初めて公の場に登場。終了後に取材に応じ、7月25日(日本時間26日)に英国の団体「レボリューションプロレスリング(RPW)」でフリーとしての初陣に臨むことを明かした。
内藤とBUSHIはこの日、東京・有明でトークイベントを開催した。内藤は17日にたこ焼き屋に電撃就職して、たった一日で解雇になる珍騒動こそあったものの、基本的には古巣ラストマッチの5月4日新日本福岡大会以来となる公の場とあって、約700枚のチケットは発売と同時に即完売。新グッズ購入を求める長蛇の列ができるなど大盛況となった。
イベント後の2人に取材を申し込むと、当然のようにファミレスに緊急招集がかかった。内藤は「久しぶりで少なからず緊張はありましたが、やっぱりお客さまの待つステージに上がるのは気持ちいいなと。『これから内藤が何をするんだろう』という期待感も感じたので、踏み出した1歩が間違いじゃなかったとこれから証明したいですね」とシーフードドリアに舌鼓を打つ。BUSHIも「イベントを自分たちの手でやる大変さも今回で知りましたね。SNSとかで応援メッセージはもらってたんですけど、実際に生の声、試合が待ち遠しいという空気を感じて、改めて背中を押されたなと」とハンバーグを口に入れると同時に、キャラメルブリュレも追加注文した。
さらに「リングに立つ日を一日も早く決めたい」と語ってきた内藤だが、ついにこの日、英国・RPWロンドン大会出場決定の情報が解禁に。2人揃ってLTJ初陣が正式に決定した。内藤は「国内は選択肢になかったです。新日本プロレスを出て自分が知らないものをいろいろ見たいとなった時、やっぱり海外の方が未経験のことを経験できると思っていたので。俺の中では海外から最初の1歩を踏み出したいと思ってました」と意図を説明。なぜ英国マットになったかについては、BUSHIが「本当は7月頭には試合してるイメージだったんです。米国のビザがなかなか下りなかった。一番タイミングが合ったのがRPWだったということですね」と明かした。
しばらく海外を拠点にするのか、国内でも活躍の場を求めるのかは未定。内藤は「1歩目を踏んでみないと2歩目、3歩目がどうなるのかはちょっと分からない。ただプロレスやりたい気持ちは、休めば休むほど出てきてますね」と語るにとどめた。
しかしその一方で大きな問題も…。楽曲の権利を巡る関係で、2人とも新日本時代の入場曲は使用できなくなるという。BUSHIはすでに新曲を作成済みだというが、入場曲「STARDUST」がファンから絶大な支持を集めていた内藤にとっては何とも悩ましい話だ。「曲を作る時から何度も意見を伝えて携わってきたし、広島カープも(チャンステーマに)使っていて、俺も思い入れはすごく強かったですよ。どうしても変えたくない、STARDUSTと一緒に歩みたいという思いが強かったんですけど、使えないと。じゃあ新日本を辞めたことだし、入場曲に関しても1歩を踏み出そうかなと」と複雑な心境を明かしながらも前を向いた。
デザートのほろにがカフェゼリーを食べ終えると、内藤は「ちょっとトイレ行ってくるね」とBUSHIの肩を叩いて中座。するとBUSHIが「実は内藤の誕生日プレゼントをサプライズで用意してて…。車から取ってくるから、内藤が戻ってきたらテキトーに話つないでおいてもらっていいすか」と駐車場方面へ走って行った。しかし待てど暮らせど、BUSHIはおろか内藤すら戻ってくることはなく、テーブルの上には伝票だけが残された。











