ドジャースの山本由伸投手(26)は本拠地ロサンゼルスでのパドレス戦に先発して6回1/3を投げ、7安打3失点で6敗目(6勝)を喫した。

 初回を三者凡退に抑えたが、2回一死走者なしからボガーツに先制4号ソロを被弾。5回にも左犠飛で1点を失うと、7回にはクロネンワースに適時二塁打を許して降板した。味方打線も6回まで無得点と右腕を援護できず、7勝目を逃した。

 悔しい内容となったが、本来なら3回にメジャー史に残る快挙を〝達成〟していた。山本は先頭の8番・ジョンソン、9番・マルドナドから3球三振を奪い、二死で迎えた1番・タティスも2ストライクと追い込み、3球目は真ん中高めのストライクゾーンに156キロの直球を投げた。タティスは手が出ず、三者連続3球三振……となるはずが、球審のマービン・ハドソンは「ボール」。テレビの実況も思わず大声で「オー・ノー!」と叫んだ。

「イマキュレート・イニング」と呼ばれる三者連続3球三振はMLB史上116回しか記録されていない珍しい偉業。今季はマーリンズのカル・クアントリル投手(30)が5月19日(同20日)のレイズ戦で成し遂げたのみで、この〝誤審〟がなければ山本はシーズン2人目の達成者となるはずだった。

 この判定には米メディアも閉口しており、老舗誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「木曜日、歴史的な快挙を目の当たりにするところだったが、ポームプレート審判のひどい誤審によってその栄光を奪われた」と山本に同情。さらに「これが山本に野球史に残る一幕をもたらした判定だ」と判定シーンの動画をアップし、SNSには「史上最悪のコール」「これはひどい。審判のマービン・ハドソンは罰金、出場停止、降格、または解雇されるべきだ」「すべてのMLB審判に無料のレーシック手術を提供しよう」と球審への怒りの声が殺到した。