巨人の長嶋茂雄終身名誉監督の訃報を受け、阿部慎之助監督(46)が3日にZOZOマリンスタジアムで報道陣の取材に応じ、恩師との思い出を語った。

 阿部監督は長嶋終身名誉監督の監督最終年となった2001年から巨人でプレー。ルーキーながら127試合に出場するなど、ミスターから大きな期待を受けて飛躍を遂げていった。

 阿部監督は今朝の一報を受け「僕が入団して一年間、我慢して使っていただいて…。僕をここまでにさせていただいた方なので、朝、とても残念な報告でしたね」と沈痛。「神様っていうのか分からないですけど、そのような存在でしたし、誰もが認める野球人だったんじゃないかなと思います。その一言に尽きますね」と恩師を形容した。

長嶋監督はルーキー阿部を根気強く使った(2001年)
長嶋監督はルーキー阿部を根気強く使った(2001年)

 振り返れば思い出は尽きない様子。生前は足しげく東京ドームを訪れ、ナインに激励を行ったミスター。阿部監督は「ドームにお越しの時はいつもおしゃれなので、僕が『おしゃれですね』って言うと大笑いしてくれて…。そこが最近ではすごく印象に残っていますね」と笑顔で回顧。さらには「プライベートでも、脳梗塞から復帰してすぐだったかな。食事にも連れていってくれたりとか、すごく気にかけていただいていたので本当にありがたかったかなと思います。その時は僕と同じくらいの量の肉を食ってたんで、すごいなと思いました(笑い)」と秘話を明かした。

 ミスター亡きあとも巨人軍の歴史は続いていく――。阿部監督は「とにかく僕らは勝っていい報告ができるようにするだけだと思いますし、長嶋さんは『ジャイアンツは永久に不滅だ』と言っていましたけど、そうなれるように僕らがしっかりと素晴らしいものを継承してやってきたいなと思います」と前を向いた。