4番の打棒爆発は、今度こそ打線復活につながるか。DeNAは31日のヤクルト戦(横浜)に5―2で勝利。2試合連続スタメン4番の牧秀悟内野手(27)が、初回に先制タイムリー、8回に貴重な追加点となる10号ソロをバックスクリーンに打ち込んで、チームを快勝に導いた。

 昨年8月、三浦監督の判断で2番に入ることの多かった牧だが、やはり4番のほうが気合の入り方がまるで違うらしい。「チームの軸となる打順ですし、チャンスで多く回ってくるので、それなりの覚悟を持って打席に立ってます。打てば盛り上がりますしね」(牧)

 牧の言葉を三浦監督にぶつけると、苦笑いしながらこう答えてくれた。

「牧がそう言っているということは(4番から)変えるなよ…というアピールかな、と思います。本人は直接、僕にはそうは言わないですけどね。2番だったからどうこうはないですけど、4番のほうが居心地や座り心地がいいのか、ドッシリとしてる感じはします」

 そうした4番・牧の姿は、三浦監督の目に頼もしく映っているようだ。今季のDeNAは前評判とは裏腹に打線が低調。特に5月に入ってからはヒットは出ても得点につながらず、今月序盤は平均2得点どまりの「2点打線」とまで言われた。

 中旬に一時は当たりが戻ったが、下旬には再びタイムリー欠乏症が再発。3試合完封負けを含む36イニング連続無得点を記録している。

 もっとコンスタントに点を取れないのか。そのためにどのような対策を講じているのか、番長に聞くと、こう話していた。

「そりゃ、点を取れるに越したことはないけど、打線は水物。相手投手にもよりますしね。その中でやれることを常に準備して、ミーティングからいろいろ対応策を立てて臨んでいます。選手たちも自分たちの役割、自分たちのパフォーマンスを出せるようにって、常にベストを尽くせるように考えて毎日やってます」

 31日現在、牧は打率3割5厘、36打点でともにリーグトップ。打線テコ入れに頭を悩ませてきた三浦監督にとって、牧の打棒は何にも勝るプラス材料に違いない。