黄金ルーキーの初勝利が遠い。中日のドラフト1位・金丸夢斗投手(22)が27日のヤクルト戦(神宮)に先発し、6回3安打1失点(自責0)と好投。打線の援護に恵まれず、チームも1―2で敗れ、記念すべき1勝目は次回登板以降に持ち越された。
それでも左腕は「自分のやることは変わらない。まずはしっかりゲームをつくること。ゼロに抑えればもっと勝てるようになると思う」と前向きに語った。プロ初登板となった5日のDeNA戦(バンテリン)は6回2失点、2度目の登板となった16日の巨人戦(東京ドーム)は6回1失点だった。
3試合とも結果を残している金丸について、中日OBで本紙評論家の門倉健氏は「球も速いし、変化球も全てのボールでストライクが取れる。何よりもマウンドさばきがいい。自分のペースで投げられている。新人なら多少はオドオドするところがあるものだが、そんなところが全く見えない」とべた褒め。「1つ勝てばポンポンと2桁(勝利まで)いくような投手。新人王も狙える。中日が浮上するための重要な戦力であることは間違いない」と上位進出のキーマンとみている。
ただ、門倉氏には気になる点があったという。それは「球数が60球を超えたぐらいから、直球のスピードが少し遅くなってきた」ということ。ここまでの3試合、金丸がマウンドにいる場面で中日打線が2点以上取ったことがないだけに「現状の打線では、多くの点数は期待できない。先に点を与えてはいけないというプレッシャー。そういうところから精神的なスタミナが削られてくる」と心配している。
「新人投手が投げるというところで、打線が早く点を取ってあげれば金丸君のいい部分がもっと出てくる」。金の卵の成長を促すためにも打線の奮起が待たれるが、果たして――。












