ソフトバンクは11日のオリックス戦(京セラ)に7―1の快勝で、3カード連続の勝ち越しを決めた。先発・上沢直之投手(31)が8回4安打1失点の好投で3勝目。96球、無四球という内容で移籍後最長イニングを危なげなく投げ切った。
手応え十分のマウンドだった。「右打者のインサイドにしっかりと突っ込んでいけたのが良かった」。試合前にバッテリーを組んだ嶺井と、右打者の内角を突くツーシームの使い方を確認。その上で「プレートも今日はいつもより一塁側を踏んで投げたんですが、それも良かったのかなと思います」と好投の要因を分析した。
プレート位置の一足分の変化は、登板前日に後輩からの後押しを受けて決断した。「右のインサイドはツーシームを入れると幅が広がる。なんか試してみようと思ってて、食堂で柳町に『どう思う?』って話して。『いいと思います』ということだったので」。一塁側から角度をつけることで、より右打者には厄介な球になる。食堂で柳町、海野と会話する中で考えを共有し、背中を押された。
いきなり試合で試すのが、上沢流だ。「ブルペンでいくら試しても分からないですから」。確かな技術があってこそだが、向上心が新たな引き出しを生んだ。












