まさに甲子園の申し子や! 阪神は11日の中日戦(甲子園)で零封勝ちし、首位を堅持。初回に佐藤輝の適時二塁打でもぎ取った1点を、盤石の投手陣が守り切った。
先発したドラフト1位ルーキー・伊原陵人投手(24)は、6回途中まで66球を投げて4安打無失点の粘投で、プロ2勝目をゲット。「勝ちは僕だけのものではないですし、自分のできることを一生懸命頑張れば勝ちにつながると思うので。これからも頑張りたいです」と冷静に話した。
この日は奪った17個のアウトのうち、8個がフライアウトだった。初回先頭・岡林は124キロの鋭いスライダーで左飛に仕留め、4回には2番・カリステを1球で左飛、4番・中田も3球で三邪飛に打ち取るなど、早いカウントから打ち上げさせた。これには「積極的にファーストストライクから振ってくるチーム。初球、2球目で決着がつくような感じなのでフワッといかないように、初球からしっかり入れたと思います」と納得顔だった。
身長170センチと小柄ながらも、キレのある直球や多彩な変化球で相手打線を飛球で仕留める投球術には〝甲子園にピッタリ〟との声が上がる。
チーム関係者は「上背を生かしながら、テンポよく投げて、ポップフライを上げさせるのは、彼の持ち味だと思います」と太鼓判。というのも本拠地・甲子園の内野部分は黒土が敷かれていることで、バウンドがイレギュラーすることも多い。昨季までの10年間で7度もリーグワーストの失策を喫してきた。それだけに「浜風だったり風の難しさもありますが、甲子園の土のグラウンドでエラーのことを考えると、フライでアウトが取れた方がいいですよね」とも続けた。
ポ~ンと打ち上げてくれれば、内野手はどこに跳ねるか分からないゴロをさばくよりも大助かり。聖地でますます勝ち星を重ねていきそうだ。












