DeNAが11日の広島戦(横浜)に4―2で競り勝ち、再び勝率5割に復帰した。先発した東克樹投手(29)をはじめ颯、ウィック、〝新守護神〟入江とつないだ継投で逃げ切った。
中でも際立っていたのが、5回8安打2失点ながら今季4勝目、節目の通算50勝目を挙げた東の粘投だ。2回無死満塁、3回二死無走者から招いた満塁のピンチでいずれも無失点。苦手の小園にソロ本塁打、右前適時打を許しながらも何とか踏ん張った。
試合後の東の顔面は日焼けで真っ赤。「5回で10失点ぐらいしたような気持ち」と反省モードで「毎回得点圏にランナーを出していたら、自分のリズムにならない。リリーフ陣にも負担をかけたし、しっかり反省して次の登板に生かしたい」と声を絞り出した。
とはいえ、今にも崩れそうな状態でもしっかり抑え、勝ち星をもぎ取るところがエース・東の真骨頂でもある。三浦監督もこう評価した。
「今年の東は悪くはないですけど、飛びきりいいわけでもないです。それでも一定のいい状態をキープしつつ、毎週毎週、しっかりゲームをつくっている。そういう役割を果たしてくれています」
最大の特長は「シーズンを通して高いレベルで安定感がある」と強調し「人間ですから、1年間100%でいけるわけじゃない。そういう中で80、90、95と高い位置を1年間維持できている」と評した。
その東のエネルギーの源は何か。登板前日には「今年はピッチャー陣に相乗効果が生まれていることを感じています」とし、こう明かしていた。
「僕の場合だと先発にバウアー、ジャクソン、ケイ、大貫さんや平良がいて、彼らがいい投球をすると自分も負けないようにと思って投げる。ジャクソンがいい投球をしたら、ケイも頑張る。その相乗効果が生まれている中で、僕自身も先発ローテの一人として回れている。そこに誇りを感じながら、1年間、競争し合って投げていけたらな、と思ってます」
節目の星も仲間から得た相乗効果のたまものか。次回以降の快投につながりそうだ。












