ソフトバンクは6日の西武戦(ベルーナ)に10―0で大勝した。「1番・遊撃」で先発出場した野村勇内野手(28)が5打数4安打の活躍で勝利に貢献した。

 存在感を見せつけた。初回、先頭打者として打席に立つと、右翼フェンス直撃の二塁打を放ってチャンスメイク。第2、3打席ではともに初球を思い切り振りぬき、左翼への二塁打と左前打。第4打席でも左前打を放ち、好機を拡大した。

 プロ入り後初となる4安打。今季は29打席ながら打率は4割4分4厘まで上昇した。野村は「練習でやってきた低めの見極めができて、打つべき球を打てている」と好調の要因を語り「1番が打つとチームも乗ってくると思うので、消極的にならずどんどん振っていくという意識で。チームに勢いをつかせるためにも、1打席目は絶対に塁に出たい」とリードオフマンとしての心構えを語った。

 先月11日に今季1号となる本塁打を放ったが、そこから3週間近く打席がなかった。小久保監督は「守備、代走要員で一軍に置いていたけど、腐ることなく(準備をしていた)。そのたまもの」と背番号99を評した。

「チームとしてはピンチですけど、僕はチャンスだと思ってやっている」。ようやく訪れた機会を、自ら手放すつもりはない。