広島は4日の中日戦(マツダ)に9―4で勝ち、勝率を5割に戻した。新井貴浩監督(48)は今季29試合目でこれまでにない一手を打った。試合前まで全試合出場中だった小園をスタメンから外し、この日は三塁に今季から現役ドラフトで加入した山足を「7番・三塁」で起用、さらに好調の助っ人・ファビアンを今季初めて3番に昇格させた新井采配が、ズバリとはまった。
2点を追った4回。この2人を突破口に赤ヘル打線が中日・岡田に襲いかかった。先頭・ファビアンが激走で右中間への当たりを二塁打として突破口を切ると、続く4番・末包が「仕事ができてよかった」と、右翼線へ適時打を放ち、1点差。さらに一死一、三塁から山足が左前に同点適時打。「思い切っていきました。同点につながるいい結果になってよかった」(山足)と移籍後初安打をタイムリーの快打で飾った。
この集中打で敵左腕をKOすると、なおも竜の中継ぎ陣を攻めたてた。中日2番手・祖父江に対し、満塁から、この日先発の玉村が左翼線に2点適時打で4―2と勝ち越しに成功。さらに二死満塁からこの回、2打席目のファビアン、末包が2者連続適時打を放ち、打者12人、7安打7得点の猛爆で突き放した。
その後は5回4失点の先発・玉村の後を受けた中継ぎ陣の継投策でかわり、7回にもダメ押しの2点を加え、3カードぶりの勝ち越し。采配ズバリの指揮官は「非常にいい攻撃だった。クリーンアップが打つと点が入りますね。スエ(末包)にしても、ファビ(ファビアン)にしても」と期待に応えた鯉戦士たちをたたえていた。












