広島は4日の中日戦(マツダ)に9―4で快勝し、3カードぶり勝ち越し。今季から加入の新戦力・山足達也内野手(31)が今季初スタメンで抜擢に応えた。

「7番・三塁」で今季初スタメンで迎えた1点を追う4回の第2打席。一死一、三塁で中日・岡田から左前へ同点適時打を放ち「みんながええ感じでつないでくれたので、思い切っていくだけだった。めちゃくちゃうれしかった」と湧き上がる一塁ベンチへガッツポーズを見せた。新井貴浩監督(48)は、試合後「アレでみんなが楽になった。本当にいい仕事をしてくれました」と山足の一振りを激賞した。

 昨年オフの現役ドラフトでオリックスから広島入り。開幕から試合終盤の守備・代走に加え、接戦での勝負所では好機での「ピンチバンター」として、ここまで途中出場ながら、3犠打を記録する仕事人。指揮官も「今までも、大事なところでのバント、シビれる場面で、一発で全部決めてくれていた。自分のやるべきことが分かる、クレバーな選手」と一軍に必要なピースとして日々、信頼を深めている。

 指揮官の抜擢に応え、勝利に貢献した山足も「普段(スタメンで)出てない選手が打ったら盛り上がるのは、どのチームでも一緒ですし、そういった面でもチームの勢いをつけられたっていうのは、僕にとっても大きかったです」とニッコリ。

 この日はフル出場で、快勝後は移籍後初めて、本拠地・マツダスタジアムのお立ち台にも上がり「これからもバント頑張ります!」と大阪出身の関西人らしく〝笑い〟をとって、一日を締めくくっていた。