床田で脱出! 広島は3日の中日戦(マツダ)に2―0で快勝し、4月25日から続いていた連敗を「7」で止めた。

 3年目を迎えた新井政権で最も長い〝負のトンネル〟を脱した立役者は、竜打線を見事、シャットアウトしてみせた左腕・床田寛樹投手(30)だ。

 「アレが大きかった」と初回の先頭・岡林への一、二塁間のライナーを一塁・堂林の好捕で船出すると、その後は、全くスキなし。最速148キロの直球とツーシーム、140キロ台、130キロ後半と強弱をつけたカットボールを両サイドにきっちり投げ分け、敵打線に二塁すら踏ませず。「三振取るよりも、打たせたほうがアウトが取れる」。二塁手・菊池の再三の好守など内野陣の堅守もあり、9回まで15個のアウトを内野ゴロで奪取した。

 7回以外は一度も先頭打者の出塁を許さず、テンポ良く快調に投げ抜き、9回まで3安打、三振を一つも奪うことない107球の省エネ投球で今季2度目の完封。自身、今季3勝目、チームの連敗を「7」で食い止めた快投に「勝てて良かった。(連敗を)止めないといけないと思っていました」と胸を張った。

 中日先発・松葉に対し赤ヘル打線は、3回に中村奨、6回には4番・末包が二死から適時打と、少ない好機を生かし1点ずつを奪い、ロースコアの展開で常に先手をとった。試合後の新井貴浩監督(48)は「今日は本当に床田、さまさま。9連戦のちょうど間(真ん中)で完封してくれる。床田さまさまです」と連敗脱出の最大の立役者を拝み倒していた。