やればできる!? 広島は30日の阪神戦(マツダ)に2―0で今季初勝利。最大の立役者は、今季初先発で8回途中まで2安打無失点の快投を演じた4年目左腕・森だった。一方、前日29日までの開幕2試合でわずか2得点だった赤ヘル打線はこの日も2得点。全開とはいえない出来だが、これまでの2戦とは内容が変わりつつある。
この日は今季初の2桁安打となる11安打を記録。そのうちの8安打を相手先発・門別から、5回までに稼ぎ出した。しかも打者7人が安打をマークし、門別には無安打だった2人も十分な内容を残した。1番・二俣は3回無死一塁でしぶとくファウルで粘り、12球を投げさせて四球を選び、7番・菊池も4回無死一、三塁から放った左犠飛で得点に絡んだ。
門別は試合前までプロ未勝利だった3年目左腕だが、一部の鯉関係者は緊張感も覚えていた。というのも、門別は15日に東京ドームで行われたカブスとのプレシーズンゲームで、5回無安打無失点の圧巻投球を披露。カープ出身の鈴木やカイル・カッターら並み居るMLBの強打者を手玉に取る姿は、強烈なインパクトを残していたからだ。
ただでさえ、自軍はオープン戦で12球団最低の34得点。開幕後も課題が解消されないまま迎えた門別との対戦で、難敵を5回途中で降板に追い込んでみせた。ある意味ではカブス打線を上回る成果を収めたとあって、広島関係者も「これを自信にしてもらいたい」とニッコリだった。
試合後の新井貴浩監督(48)も「だんだん力みも取れて、いいスイング、いい見送り方ができているんじゃないかな」と打線のさらなる上昇を予告した。
「メジャーを沈黙させた男」を沈めた赤ヘル軍団の実力は本物なのか…。次カード(4月1日~、ヤクルト戦=神宮)で真価が問われることになりそうだ。












