至宝の〝ライバル〟がJ1福岡の躍進をけん引している。

 元日本代表MF松岡大起(23)は鳥栖の下部組織で育ち、高校在学中の2019年6月にトップチーム昇格。すぐさまポジションを勝ち取り、21年8月に清水へ移籍。ブラジルでのプレーを経て、昨季から福岡に所属しており、ボランチ(守備的MF)として今季の好調を支える。

 それでも「ボランチの選手でシュートを打つところでは、FWの選手もいるので決め切らないといけない。それにFWにいいパスを配給したり、攻撃の部分を、もう一歩工夫してあげていきたい」と、さらなる向上を誓った。

 数字的には5ゴール5アシストを目指すが「チームが勝てばそれでいいと思っている」。チームへの献身でJ1最高順位だった昨季の7位を上回る結果へと導く考えだ。

 所属クラブで好パフォーマンスを継続していく先に、22年1月以来となるA代表選出を見据える。「そういうことは頭に入っているし、行けるようにしたい」と語る一方で「今いる場所でどれだけ全力で勝つためにできるかにフォーカスしている」と強調する。

 まだ23歳。再びの海外挑戦など、さらなる飛躍の余地は十分だ。今後に向けては「前は口に出して言ってきたけど、いろいろな経験をして1日1日をしっかりやりたい思いが強い。その中で考えたり、決めていきたい」と落ち着いた口調で語った。

 かつては同い年の日本代表MF久保建英(レアル・ソシエダード)と比較され、自らもライバル心を口にすることがあった。今季が飛躍のきっかけとなるか注目だ。