巨人の元エースで監督も務めた野球評論家・堀内恒夫氏(77)が30日に自身の公式ブログに新規投稿。昨季まで絶対的な守護神だった大勢投手(25)を絶賛しつつも不安を記した。

 大勢は前日29日の広島戦で延長11回から7番手として登板。9連戦の初戦ながらイニングをまたいで2回を投げ、12回にチームがサヨナラ勝ちを収めたことで今季3勝目を手にした。

 堀内氏は「俺個人としては9連戦の初日から大勢に負荷をかけることは少し不安に思った。使わざるを得ない状況だったんだろうけどね」としながら「いいピッチングをしてくれましたよ。大勢は昨シーズンに比べていいスタートを切っている」と賛辞を送った。剛腕はここまで10試合に登板して防御率0・84と安定感抜群だ。ただ、投球法と精神面に不安もあるという。

「うまいこと言えないが少し投げやりっていうのかな ただただ力一杯投げている そう感じてしまうんだよね。気になるんだ。それはなぜか。彼は昨シーズンまでクローザーだった。クローザーをやってきた大勢なりのプライドがあると思うんだ。『俺が投げれば打たれることはない』というね」

 役割が変わったのは、中日で不動の守護神だったライデル・マルティネス投手(28)が移籍してきたためだ。大勢は抑えの役割をマルティネスに明け渡す形となり「大勢―マルティネス」の必勝リレーが誕生した。

 堀内氏は「これってね ピッチャー出身の俺からすると大勢のプライドの持っていきどころが気になるんだよね。それが時折、ピッチングに見え隠れしているんだな。ただただ力一杯投げていたら続きはしない」と警鐘を忘れず、最後は「最高のセットアッパーですよ。体と心が怪我をしないようにボールに乗せる気持ちを今一度、確認してほしい。頼みましたよ!」と温かいメッセージで締めくくった。