女子プロレス「センダイガールズ」の〝女子プロ界の横綱〟こと里村明衣子(45)が、自身の引退記念興行(29日、東京・後楽園ホール)で30年間のプロレス人生の幕を下ろした。
昨年7月に現役引退を発表。引退ロードでは仙女ワールド王座を約8年ぶりに戴冠し、今年3月に橋本に王座から陥落した初進出した代々木第二競技場大会では大成功を収めた。この日の会場には天龍源一郎、武藤敬司、高山善廣をはじめ、多くの選手、団体関係者からお祝いの花が届いた。
引退試合では愛海と組み、永遠の好敵手・アジャコング&ワールド王者の橋本千紘と対戦。激闘の末里村がアジャにスコーピオライジングを決め3カウントを奪った。試合後にはアジャからの提案で5分間の延長戦が実現。アジャとコンビを組み、仙女&マーベラスの後輩たちと2対5のハンディキャップマッチが急遽行われ、熱戦を繰り広げた。
試合後には小橋建太から花束を贈呈され、WWEのスーパースターであるイヨ・スカイ、カイリ・セイン、ASUKA、中邑真輔、新日本プロレスの棚橋弘至、デビル雅美さんからビデオメッセージが送られた。
引退セレモニーでは里村の両親、ガイアジャパン時代の盟友たち、ブル中野、北斗晶、ライオネス飛鳥もリングに上がり花束を送られた。さらに師匠・長与千種から長与と里村が描かれた絵画を送られると大号泣。その後、憧れていた長与と飛鳥のクラッシュギャルズに挟まれ記念撮影をすると里村の顔に笑顔が戻った。最後には新崎人生から花束を受け取ると再び涙を流し感謝を述べた。
里村は「今日は私がデビュー時からお世話になった大先輩と育ててくださった先輩方、同期、後輩に出場していただいて。そして皆さんにこうやって盛大に応援していただいて本当に幸せだったんだなと思います」と集まった観客に感謝を述べた。
1995年4月15日にカリスマ・長与千種率いる「ガイア・ジャパン」旗揚げ戦(後楽園)でデビュー。2005年のガイア解散後旗揚げした仙女をエースとして軌道に乗せると、13年度の「プロレス大賞」女子プロレス大賞を初受賞を果たした。さらにWWEからも実力と手腕が認められ、19年5月からはNXTの女子部門臨時コーチに就任し、21年1月にWWEと契約。日本だけではなく世界中で名勝負を生み出してきた。
今後も仙女の代表として団体をけん引していくことを約束し「自分自身夢以上のものをいただきました。でもかなわなかったこともあります。レスラーとしてかなわなかったことは、次のステージで絶対に実現させてみせます。私はこれからもプロレス界に人生を捧げていきます。本当に30年間応援ありがとうございました!」と頭を下げた。
最後に引退の10カウントゴングを聞いた里村は、ファンに笑顔で手を振りリングを後にした。













