センダイガールズ(仙女)の29日後楽園大会で現役を引退する〝女子プロ界の横綱〟こと仙女の里村明衣子(45)が、闘志を燃やしている。

 30年間のプロレス人生に幕を下ろすまで残り2週間を切った里村は「ここまでプロレスに全てささげてきたので、あっという間ですね。最後にこんなにいろんな団体で試合をやらせていただけてありがたいです」と笑顔を見せた。

 引退する2日前にはスターダム参戦も決定。岩田美香、YUNAと組み、安納サオリ、なつぽい、さくらあやと対戦する。スターダム最高峰ワールド王座の戴冠歴もある里村は「今、スターダムはいい選手いっぱいいますよね。なつぽい選手もですし、若手のHANAKO選手とか、さくら選手とかもいい体と動きをしている。昔参戦してた時は葉月選手とかとよく組んでて、この前久しぶりに会ったら大人になっててびっくりしましたよ」と語った。特に最初で最後の対戦になるであろう仙女のジュニア王者・さくらに注目。「うちのジュニアのベルトも巻いてるし、打撃も使える。どんなものか見たい。おそらく私はあの子に突っかかっていくと思います」とニヤリと笑った。

 横浜アリーナは里村にとって憧れの地だった。「出たことも試合したこともない。昔何かの記念興行が横浜アリーナであって、私の同期の植松(寿絵)が選ばれ、私は出られず客席で悔しくて泣いた思い出がありますね。それに私が初めて女子プロレスを見たビデオは神取忍選手と北斗晶さんの対抗戦(1993年)だった。引退する2日前に、私の原点の場所で試合ができるのはうれしいです」

 同大会では仙女のワールド王者・橋本千紘が舞華を迎え撃つ。ジュニア王座がスターダムに流出しているだけに、最高峰王座は絶対に渡せない。里村は「2個もうちのベルトが奪われたら、スターダムに吸収されてしまう! ジュニアのベルトはYUNAに取り返してもらいたいですし、橋本が負けるわけないので。仙女の底力で圧倒しますよ」と宣戦布告した。