阿部巨人が総力戦で不名誉な記録を食い止めた。巨人は27日の阪神戦(甲子園)に2―1で競り勝ち、同一カード3連敗を阻止。開幕からの阪神戦の連敗を「5」でストップさせた。
今季初先発した堀田は初回に二死一、二塁のピンチを招くと、5番・大山に左前適時打を浴びて先制を許したが、5回2安打1失点と試合をつくった。
打線は0―1の3回に先頭だった投手の堀田が中前打で出塁。続く泉口が右前打、若林は送りバントを決めて一死二、三塁とし、一打勝ち越しの好機を演出すると、3番・吉川の二ゴロで堀田が生還して同点に追いついた。
その後は両チームの投手陣が踏ん張り、スコアボードに「0」が刻まれたが、試合が動いたのは9回だ。先頭キャベッジが左翼線を破る二塁打で出塁。犠打で一死三塁となり、ここで阿部慎之助監督(46)は門脇の打席で代打・岸田を送った。すると、岸田は値千金の左前適時打を放って勝ち越しに成功し、これが決勝点となった。
連敗中はなかなかつながらなかったG打線だが、これがチームにとって37イニングぶりのタイムリーとなった。試合後、阿部監督は「もうここで勝負かけるっていうのは、決めていた。その後、長野も用意していた。やっぱり代打って難しいですし、その中でヒットを打つって素晴らしいなと思う。チームを勇気づけさせてくれたのでは」と殊勲打を放った岸田に最敬礼した。
この日も敗れれば1リーグ制時代の1937年以来、88年ぶりの阪神戦開幕6戦6敗という不名誉な記録となったが、何とかこれを回避。指揮官は「本当に総力戦で。向こうも必死ですし、ウチも必死だったので、素晴らしい勝ち方だったと思う。こういう僅差のゲームがタイガース戦は多い。相手の投手も素晴らしい投手がそろっている。ワンチャンスつかむかつかまないか紙一重の勝負を毎回やっている。その中で、今日は最後もぎ取ることができて良かったと思ってます」と安堵の表情を浮かべた。
開幕から1か月で13勝11敗1分けで貯金2。現状について阿部監督は「僕のね、至らない采配とかあって負ける試合も多いんですけど、とにかく今、貯金が2つですかね。みんなの選手の力でなんとか貯金をつくれてるって状況なんで、ほんと焦らずね、やっていきたい」と前を見据えた。












