阪神は15日のヤクルト戦(松山)を5―1で制し、先発した才木浩人投手(26)は7回2安打無失点の快投で今季初勝利を挙げた。試合中盤までノーヒットノーランの圧巻投球で流れを呼び込んだ才木には、同学年の「ニコイチ右腕」からちょっぴり〝上から発言〟も飛び出している。

 才木はヤクルト打線を力強い直球と鋭い変化球で封じ、6回一死まで無安打無失点投球を披露。相手の1番打者・西川にこの日初安打を許して快挙を逃したが、先発として文句なしの役割を果たした。

〝ノーノー〟達成については「あんまり意識してなかった」と言い、記録が途絶えても「ミスったって思いました。でも、すぐ切り替えられました」と集中力を切らさずに投げ抜いた。何よりも今季3度目の登板でチームを勝利に導き「チームに一番勝ちがついてほしかったですし、3戦目にしてしっかりゼロに抑えられたのがよかったです」と胸をなで下ろした。

 そんな右腕と球場でよく行動をともにしているのが、2023年のMVP&新人王右腕・村上頌樹投手(26)だ。投手の指名練習では常にキャッチボールのパートナーで、気心も知れた仲良しコンビなのだが、意外にも2人きりの〝サシ飯〟には行ったことがないという。

 村上は「先発って合わないんですよね。アイツが遠征に行ってる時はこっちに残ったり、その逆だったりなので。先発陣は基本1人のことが多いですよ」と明かす。ともに先発ローテの一角を担っているからこそ、なかなかタイミングが合わないようだ。

 日本球界では先輩が後輩におごることが慣例だが、1998年世代同士だとどうなるのか…。村上はタイトル受賞者らしく「才木は肉が好きなんで。焼き肉おごるっすね」とどことなく上から目線だった。ただ、そうは言いながらも「僕は魚が好きなのですしがいいです(笑い)。〝白身派〟なので、タイとかサワラとかめっちゃ食べたいですね」とちゃっかり〝おねだり〟も忘れなかった。

 何にせよ、2人が大車輪の活躍を見せれば、2年ぶりのリーグ優勝と日本一奪還も見えてきそうだ。