巨人の甲斐拓也捕手(32)が15日のDeNA戦(東京ドーム)に巨人では1961年9月23日の国鉄戦(後楽園)での藤尾茂以来64年ぶりとなる「2番・捕手」で先発出場。3回に決勝の先制適時打を放ちチームは1―0で勝利した。
阿部監督の「テコ入れ」が成功した。ここまで打線が苦戦を続けていたことに加え、好調のキャベッジが負傷により登録を抹消されたことでこの日は打順を大幅に代えて臨んだ阿部巨人。ここまで一塁を守っていた主砲・岡本を三塁に回し、一塁には長らくベンチスタートとなっていた大城を起用。打撃好調の甲斐を2番に起用する新オーダーが組まれた。
上位打線に組み込まれた甲斐は序盤から結果を出した。両チーム無得点で迎えた3回に先頭・若林が四球で出塁すると、続く井上が犠打に成功しチャンスメーク。泉口からも安打が飛び出し一死一、三塁とすると、最後は甲斐が相手先発ジャクソンの投じた2球目をうまく左前にはじき返し、貴重な先制点を奪った。
新たな打順で試合を迎えた甲斐は「何も変わらず普段通りやろうと思いました」としながらも「打順は関係ないとは言っても、やっぱり次に(吉川)尚輝と(岡本)和真と今日は(大城)卓三もいたんで。そういったところで何かしっかり仕事ができるようにという風に思ってやったんで」と心境を告白。「そこ(3番以降)になんとかいい形でつなげられればなっていうふうに思った結果がああいうふうになっただけ」と殊勲打を謙虚に振り返った。
阿部監督も「やっぱり思い切りもいいし、そこからの切り替えもできるんで結果が出ると思ってるんで。ほかの打者もまねしてほしいなと思いますね。あれぐらいくそボールでも強引に振ったりとか。ああいうのも別に悪くないと思うんでね。自分がストライクと思って振りにいってると思うし、決め打ちができるぐらい度胸据えてると思う」と〝阿部節〟で称賛した。












