ヘンリー王子は先週、英国における自身の安全保障権をめぐってロンドンの高等法院に出廷したが、この問題は王子自身の「判断ミス」によるものであると王室専門家が指摘した。英紙サンが13日、報じた。

 ヘンリー王子は2日間(8、9日)の法廷審問に出廷するため、4日間、英国を訪問した。2020年に英国内務省が王子の英国における警備を縮小する決定を下したことに対する控訴審の最新の審理のため、高等法院に出廷する様子が報じられた。

 この決定はヘンリー王子が王室の公務から退き、米国に移住した後に下された。王室メンバーでなくなったにもかかわらず、王子はこの決定に異議を唱え、安全だと判断されるまで家族を英国に呼び戻すことを拒否している。しかし王室専門家イングリッド・スワード氏は、これはヘンリー王子自身の責任だと考えている。

 スワード氏はヘンリー王子が回顧録「スペア」の中でアフガニスタンで従軍中にタリバン兵25人を殺害したと述べ、彼らを「盤から取り除かれたチェスの駒」と表現したことで、自身の「心の平穏」を破壊したと指摘している。

 同時に「ヘンリーは明らかに結果を十分考慮することなく、自ら死刑宣告を下した可能性がある。陸軍は激怒し、彼の軽率な発言で軍を失望させたとしている」とも語った。

 元陸軍最高幹部のティム・コリンズ大佐は「我々はライフルの銃床に切り込みを入れたりはしない。これまで一度も入れたことはなかった」と語りつつ、王子の個人的な安全に関する争いの多くは、自らの判断ミスから生じているとしている。さらにヘンリー王子は、セキュリティ上の問題が自分自身の責任であることを理解できないか、理解する意思がないようだとも示唆している。

 スワード氏はさらに王子の警備問題は「自ら招いたもの」であり、自分の行為を明らかにしたことで、自分自身だけでなく他の人々も危険にさらしたと批判している。また王子は正式な王族ではないため、英国の納税者が彼の警備費用を負担するのは不公平だとも主張している。