昨季のリーグ覇者をスイープ! 広島は13日の巨人戦(マツダ)も5―3で快勝し、今カード3連勝。今季最多の貯金3とした。前日に今季初めて単独首位に立ったチームは、この日もG相手に投打がかみ合った。先発・森翔平投手(27)が中盤のピンチを最少失点にしのぎ、6回1失点と好投を披露すると、中盤以降は3番・小園海斗内野手(24)が決勝適時打、助っ人・ファビアンの中押し弾など、終始敵の先手を取り、終盤は4人の中継ぎ陣の継投で逃げ切って4連勝。鯉のぼりの季節となる5月を前に、早くも新井鯉が上昇気流に乗っている。

 昨季のリーグ王者を、3連戦を通じて圧倒した。今季初対決となった11日からの対巨人3連戦。連勝で迎えた赤ヘル軍団は、この日も常に敵の先手を奪い続けた。

 1―1の同点で迎えた5回。巨人先発・石川に対し、二死一塁から3番・小園の4球目に一走・二俣が二盗成功。得点圏に走者を置くと、小園が6球目の左腕のチェンジアップを中前に弾き返し、二俣が生還。さらにこの打球をGの中堅・フェルナンデスが後逸。ボールが中堅フェンスまで転々とする間に小園も一気に本塁を駆け抜けた(記録は適時安打と中堅失策)。

巨人の守備の乱れをつき、一気に本塁生還した広島・小園
巨人の守備の乱れをつき、一気に本塁生還した広島・小園

 小園はこの日、初回の先制適時打を含め、2本のタイムリーを含む3安打2打点。「また得点圏かと思いながら(打席に)立ちました」とジョークを飛ばしながらも、中軸打者の役目を完璧に遂行した。

 3―1とリードした後は、助っ人が一発でダメを押した。6回、先頭打者ファビアンが、G2番手・西舘の149キロ直球を一閃。本人も「完ぺき!」と自画自賛の2号ソロで4点目を加えた。さらに4―3と1点差につめ寄られた7回二死二塁、4番・末包が「何とか1点欲しいところ」と敵の4番手ケラーから5点目の適時二塁打を放ち、さらに突き放した。

 赤ヘル先発・森の中盤の粘りも光った。4回、自らの暴投で1―1の同点にされた直後の二死一、三塁、さらには5回の一死一、二塁の敵の勝ち越しチャンスで、いずれも踏ん張り、6回5安打1失点。終盤7回以降は、赤ヘルも島内→森浦→ハーンと中継ぎ陣をつなぎ、9回を守護神・栗林が今季3セーブ目で締めた。

 本拠地マツダで、投打に昨季のリーグ王者を圧倒しての4連勝。この日でライバル5球団とのカードをひと回り戦い終えた新井貴浩監督(48)も「選手もね『よし行けるぞ』と思ってくれていると思います」と満足げ。就任3年目を迎えた新井鯉が、2025年シーズンへの手応えを、開幕直後に早くも得ようとしている。