ソフトバンクは10日のオリックス戦(京セラ)に1―1で引き分けた。延長12回の末、4時間20分に渡るビジター戦をしのぎ、カードを2勝1分けと負けなしで終えた。
この日、開幕11試合目にして山川穂高内野手(33)が今季初めて「DH」で先発出場。結果は5打数1安打で延長11回には痛烈な左前打を放ち代走を送られ、途中交代した。
昨季は45試合あった指名打者としての出場。今季はここまで一塁でのスタメンが続いてきたが、ようやくとも言えるDHスタートだった。
チームでは近藤、栗原が離脱し、DHとしての出場がメインの予定だった柳田が右太もも裏の張りで3試合スタメンを外れた。首脳陣からすればこれ以上の離脱者はなんとしても避けたいところ。特に打線の核である主砲・山川が仮に抜けたとなればチームにとっては致命傷で、4番のコンディションに気が回るのは至極当然だ。
試合に出続ければ当然疲労もたまる。山川は今年で34歳。専属のトレーナーをつけるなどコンディション管理には全力を注ぐが、開幕後には「試合に出続けたら脚は動かなくなる」と摂理を語る場面もあった。
そんな中で〝死守〟に気を張れる環境が少しずつ整ってきた。奈良原ヘッドコーチが「6連戦ずっと(一塁で)出したら負担がかかりすぎる」と説明したように、首脳陣は中村晃を今季初めて一塁で起用。春季キャンプから実戦での守備機会がないという若干の不安要素はあったが、そこは4年連続でゴールデングラブ賞を受けた名手。難なく守備機会をこなした。チームにとっても選択肢が増えたことは大きなプラス要素だ。
ホークスは4試合負けなし。少しずつ出てきた勢いを消さないためにも、主砲の状態には細心の注意を払いたい。












