阪神は8日の甲子園開幕戦となったヤクルト戦に0―1で敗れた。藤川球児監督(44)は、「こういうゲーム展開が多いというのはわかっていましたが、相手が上回ったというところ。また明日ですね」と悔しさをにじませた。 

 先発・才木浩人投手(26)は8回116球を投げて5安打1失点、6奪三振の熱投も、味方の援護に恵まれず、今季2敗目を喫した。「甲子園は投げやすい球場なので。変に考えすぎず、いく時はインコースの真っすぐいったり。思い切って攻めていければ」と意気込んでいた右腕は、序盤は直球中心の組み立てでヤクルト打線を封じた。初回は長岡に中前打を許しながらも、最後はサンタナを151キロの直球で二併殺打に仕留めた。
 
 2回には茂木の右翼への二塁打、赤羽に四球を許し、二死一、二塁のピンチ。それでも中村悠をわずか1球で二ゴロに打ち取って勢いに乗った右腕は、3~5回まで無安打に抑えた。
 
 だが、0―0で迎えた8回だった。先頭・中村悠の左前打、長岡の四球で二死二、三塁。警戒していたサンタナに151キロの直球を右翼線への適時二塁打とされ、先制点を献上。マウンド上でしゃがみ込み、悔しそうな表情を浮かべた。指揮官はサンタナの一打について「ゲームの展開でしょうね…」としつつ、「才木の投球はすごく良かったと思うし。次回に期待というか、普通にやってもらうだけですね」と話した。
 
 打線は相手先発・高橋の前に6回まで二塁すら踏めず。7回には大山、前川の連続四球で一死一、二塁の好機をつくったが、代打・原口が遊併殺打に倒れ、好投を続けた右腕を援護することができなかった。指揮官も「借りを返さなきゃいけないですね。次ね、才木に対してね。打線はちょっとね」と話した。

 また、この日スタメン外となり、8回に代打で出場した佐藤輝明内野手(26)については、体調不良だったことを明かした。「明日、また様子見てですね。体調のところなので。時間の設定とかもあるので、仕方ないですね」。巨人相手に3連勝を飾った藤川虎だが、この日は痛恨の零封負けを喫し、連勝は3でストップした。